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【勝者のギア】成田美寿々、海外から失意の帰国も「やってることは間違っていない」 1Wの短尺化と新パターが奏功

【勝者のギア】成田美寿々、海外から失意の帰国も「やってることは間違っていない」 1Wの短尺化と新パターが奏功

所属 ALBA Net編集部
長岡 幹朗 / Mikoro Nagaoka

配信日時:2018年10月15日 18時17分

クラブ契約フリーの成田美寿々 地元・千葉で今季3勝目を果たした
クラブ契約フリーの成田美寿々 地元・千葉で今季3勝目を果たした (撮影:上山敬太)
富士通レディース 最終日◇14日◇東急セブンハンドレッドクラブ 西コース(6,675ヤード・パー72)>

首位と2打差の6位タイで最終日を迎えた成田美寿々が、6バーディ・2ボギーの「68」をマーク。トータル8アンダーで今季3勝目、ツアー通算11勝目を挙げた。「富士通レディース」は初優勝を挙げたいいイメージのある大会だが、最近5試合で3度の予選落ちを喫するなど、「調子はよくなかったし、優勝できるとは思わなかった」という状態で迎えていた。

【写真】“チーム成田”とともに歓喜のV!

さらに、先々週、日本代表の一員として臨んだ国別対抗戦の「ULインターナショナル・クラウン」で、海外の強豪を相手に1勝も挙げられず「調子が良くても勝てないと思うプレーばかりだった。飛距離、スピン量、球の高さすべてが違う。圧倒的な飛距離の差を感じた。私たちが必死にパーセーブをするところを、8Iでバーディをとるようなゴルフです。ショックでした」と失意の帰国。その直後だっただけに、なおさら「やっていることは間違っていない。自信が回復しました」と胸をなでおろした。

プロ入りから一度もクラブメーカーと契約を結んだことのない成田。生粋のクラブ契約フリープロで、使用クラブにはこだわり抜く。前回優勝の「アース・モンダミンカップ」からの大きなギア変更はドライバーシャフトの長さで、47.25インチだったものを、「日本女子オープン」の際に45インチへと変更した。

理由について「振る時に重さを感じるようになって、それが曲がる原因になっていた。軽いものを使いたくなった」と話した。これまでは、47.25インチを短く握って使用していたが、その分の重さが負担に感じてきたという。そこで「もともと45インチくらいまで短く握っているのだから、それなら短くしても違和感はないはず」(成田)と長さ変更を決めた。

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