＜NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 3日目◇20日◇マスターズゴルフ倶楽部・兵庫県（6,528ヤード・パー72）＞

開幕前に「左ドッグレッグが多いこともあって、フェードボールの私には立ちづらいホールが多いです」と話していた松田鈴英。それが、ここまであれよあれよとスコアを伸ばし、3日目を終えてトータル8アンダーの3位タイにつけている。

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この日も4つのバーディを奪い、ボギーは1つ。ボギーの少なさは「パッティングが良かった」と要所のパーパットを決めたことだが、意外なのはバーディ。スコアを伸ばした4つ全てのホールにおいて左にピンが切られていたが、一番長いので5m。他は2mとショットで奪ったものだ。フェーダーの松田にとって左ピンは狙いにくいはずだが…。

「今日はショットが全然良くなかった、というより今週ずっと悪くてフェードがでてないんです。結果オーライですね。狙ったわけではありません（笑）」。左ピンに対してフェードで果敢に狙ったわけではなく、幸運にもピン方向に向かったようだ。

何はともあれ幸運も味方に上位進出。首位とは6打差あるが、3位タイという順位を考えればまだまだ諦めるわけにはいかない。「明日は緊張すると思います。自分らしいプレーをしたいです」と話した松田。その“自分らしさ”は吉と出るか。（文・秋田義和）