<樋口久子 三菱電機レディス 最終日◇28日◇武蔵丘ゴルフコース・埼玉県(6585ヤード・パー72)>
「勝った試合からは何も学んだことはないが、負けた試合からは多くの教訓を得た」とは、球聖ボビー・ジョーンズの名言であるが、それを実践している若手がいる。前週の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」で、一時は首位と1打差まで迫りながら、上がり3ホールでスコアを3つ落とし、4位タイに終わった松田鈴英だ。ホールアウト後は悔し涙を流していたのが印象的だったが、“教訓”はしっかりと得ていた。
【写真】松田鈴英は日々成長 “こんな姿”はもう見せない!
「上がりのホールでたたかないようにすることと、アプローチを頑張ろうかなと思って、今週は練習してきました」と松田。ショット自体の調子は悪くないため、これまでショットに費やしていた時間をアプローチ練習に充てたという。「いつもより2倍は練習していましたね」とは、松田の父親であり、この1年、ずっと見守ってきた直樹氏のことばだ。
「難しいアプローチを寄せられないのはいいんです。当たり前のことですから。でも、簡単なアプローチを失敗して、ボギーにするのはもったいないですよね」(直樹氏)。グリーン手前の花道からのアプローチでも、無理に突っ込んでしまうから、ピンをオーバーして下りのパットを残す。それを3パットしてボギーというパターンが少なくなかった。しかし、今大会では、ピンが手前にあるときは、グリーン手前のエッジに落とし、そこからアプローチでパーセーブした。
アプローチがよくなれば、ショットにも余裕が生まれるため、グリーンを外さなくなる。最終日を6バーディ・1ボギーの「67」でラウンドできたのも、アプローチの調子を取り戻したからこそだといえる。それでも、松田は納得がいかないのか、課題として次週以降に持ち越しだという。
「勝った試合からは何も学んだことはないが、負けた試合からは多くの教訓を得た」とは、球聖ボビー・ジョーンズの名言であるが、それを実践している若手がいる。前週の「NOBUTA GROUP マスターズGCレディース」で、一時は首位と1打差まで迫りながら、上がり3ホールでスコアを3つ落とし、4位タイに終わった松田鈴英だ。ホールアウト後は悔し涙を流していたのが印象的だったが、“教訓”はしっかりと得ていた。
【写真】松田鈴英は日々成長 “こんな姿”はもう見せない!
「上がりのホールでたたかないようにすることと、アプローチを頑張ろうかなと思って、今週は練習してきました」と松田。ショット自体の調子は悪くないため、これまでショットに費やしていた時間をアプローチ練習に充てたという。「いつもより2倍は練習していましたね」とは、松田の父親であり、この1年、ずっと見守ってきた直樹氏のことばだ。
「難しいアプローチを寄せられないのはいいんです。当たり前のことですから。でも、簡単なアプローチを失敗して、ボギーにするのはもったいないですよね」(直樹氏)。グリーン手前の花道からのアプローチでも、無理に突っ込んでしまうから、ピンをオーバーして下りのパットを残す。それを3パットしてボギーというパターンが少なくなかった。しかし、今大会では、ピンが手前にあるときは、グリーン手前のエッジに落とし、そこからアプローチでパーセーブした。
アプローチがよくなれば、ショットにも余裕が生まれるため、グリーンを外さなくなる。最終日を6バーディ・1ボギーの「67」でラウンドできたのも、アプローチの調子を取り戻したからこそだといえる。それでも、松田は納得がいかないのか、課題として次週以降に持ち越しだという。