今月5日~25日の日程で港区赤坂で行われている『富士フイルム・スタジオアリス女子オープン写真展~ワクワク、感動、みんなの笑顔。~』の最終日となった25日の会場に、今季ツアー初優勝を挙げた阿部未悠が訪れた。
阿部が今年4月にうれし涙を流したのが、今回の写真展のメインとなる「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」だ。その今年の大会の様子を写した写真のほか、映像も流された展示会には、趣味が写真という阿部の作品も飾られた。「初めてのことで、写真展をすると思って撮っていないけ、どうれしい、恥ずかしい、照れ臭い気持ちがありますね(笑)」。今回は8点の写真を展示し、ゲストを迎えた。
“ネイチャー系カメラマン”を自認するだけあって、いずれも風景や野生動物の写真が並べられた。お気に入りは「全部」という自信作が並べられる。「フクロウは初めてシマフクロウが撮れた時の写真で、シカは夏にシマフクロウを撮りたくて探している時にたまたま会えた。あれはあれでお気に入りです」。そのすべてが印象に残る一枚で、撮影した時の状況などもそれぞれ思い出に残っている。
シード選手として2年目のシーズンは、前半戦のうちに初勝利を挙げた。しかし6月の「アース・モンダミンカップ」は背中痛で棄権を余技なくされるアクシデントも訪れたが、それも今では回復している。現在メルセデス・ランキングは48位(264.58pt)。「今季はもともとあまりいい状態で迎えられなかった。試合のなかでしっかりと課題を克服していきたい」と、今後のさらなる浮上を目指していく。
富士フイルム・スタジオアリスは、昨年も2位になっており、“ゲンのいい”試合にもなった。「カメラ、写真が好きということを公言してるなかで、それに関係する大会で優勝できて本当によかった」。来年もこのイベントでより多くの作品を展示する―、そんなモチベーションも高まるオープンウィークの一日になった。