＜TOTOジャパンクラシック 2日目◇3日◇瀬田ゴルフコース 北コース・滋賀県（6,659ヤード・パー72）＞

開幕前は難グリーンへの警戒を口にしていた各選手だが、ふたを開けてみればバーディ合戦だった。日米両ツアーの選手が出場する「TOTOジャパンクラシック」初日は、首位に立ったユ・ソヨン（韓国）が7アンダー。畑岡奈紗、申ジエら3人が1打差の2位グループ。初日から好ダッシュを見せた。

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2005年以来、13年ぶりの開催となる瀬田ゴルフコース・北コースでは、03年にアニカ・ソレンスタム（スウェーデン）が3日間トータル24アンダーの大記録を打ち立てたが、「そのスコアも視野に入れるし、アニカが3年間あまりノーボギーだったと聞いています。ぜひノーボギーで3日間回りたい」と、ソヨンの目にはぶっちぎり優勝しか見えていない。

逃げるソヨンを追う畑岡は、9月の「日本女子オープン」でソヨンに競り負け優勝をさらわれた経験を生かし、「リベンジ」を口にするなど、こちらも気合は十分。「1日4アンダーが目標でしたが、上方修正して、3日間で20アンダーまではいかないと」と、こちらもビッグスコアで応戦する構えだ。

今季の日本ツアー賞金女王を宣言しているジエにとっても、負けられない戦い。「当然優勝を狙っています」と、かつての世界ナンバー1で米ツアー賞金女王も、強い気持ちで臨んでいる。

上位に外国勢がひしめくなか、4アンダーの7位タイには黄金世代の小祝さくらとツアー2勝目を狙う永峰咲希がつけている。日本ツアーの威信をかけて、米ツアー勢に挑むジャパン選手たちの戦いもみものになりそうだ。

05年から総距離で200ヤード以上延びているとはいえ、好スコア連発の本大会。一瞬でも立ち止まることが許されないバーディの打ち合いを制するためにも、2日目もスコアを伸ばし続けるしかない。