＜TOTOジャパンクラシック 最終日◇4日◇瀬田ゴルフコース 北コース・滋賀県（6,659ヤード・パー72）＞

首位とは3打差。トップに最も近い位置からスタートした小祝さくら。だが、「今日は何をやっても上手くいかなかった」と1バーディ・2ボギーの「73」。トータル9アンダーの8位タイとまたしても初優勝に届かなかった。

大ブレイクのルーキー・小祝さくら 特選フォトギャラリー

「今日はショットがダメで。疲れが出て、上体が浮いていたのかもしれません。流れが悪かったです。どうしようもできない感じでした」と肩を落とした小祝。共に最終組で回ったミンジー・リー（オーストラリア）は前半だけで7オーバーの大乱調。申ジエも前半1つ落とすなど組全体で波に乗れなかった。

唯一の光は最終18番。残り80ヤードからピン横1mにつけてバーディで締めた。「最後くらい入ってくれてもいい、と思っていたらようやく入ってくれました」。この1打でトップ10に滑り込んだ。

「疲れが出ても上体が浮かないようにもっと素振りしていかないといけない」。黄金世代きっての努力家は、さらなる鍛錬に初優勝への道筋を描いた。（文・秋田義和）