TOTOが冠スポンサーになったのは三重県で開催された15年から。以降、茨城県そして今年の滋賀県と、大会は舞台を移しているが、日本ツアーとの共同試合としてTOTOがゴルフの試合をしているという事実は、広く知れ渡っている。「日本では有名な会社だとしても、アメリカではまだ知られていないんです。それでも、我々のツアーで試合にスポンサーしてくださっている会社さんを大事にしたいし、ほかのスポンサーにもTOTOの便器のことを伝えていきたい」と、陽気にベッキーは話す。
企業がゴルフトーナメントのスポンサーとなるにはさまざまな理由がある。企業の知名度アップもそうだし、イメージアップ、社会貢献しかり。なかでも現在多くの企業が目当てとするのが、今年の5月に男子ツアーで問題にもなった、あのプロアマ戦の開催だ。自社の顧客やクライアントを呼んで、プロとの1日を楽しんでもらう。そんな人気イベントの主催ができるのだから、国内女子ツアーはスポンサーが後を絶たない。ところがこれは国内に限ったことではなかった。「その傾向はアメリカでも同じです。やはりプロアマでプロと一緒にラウンドできるのは大きな魅力なのです」とベッキーはいう。
ツアーにとって、「最高の商品は一人ひとりの選手」。いかに選手の魅力を伝えていくかがLPGAに課された使命だという。「LPGAでは5年ほど前からプロアマ戦を2部構成にして、前半と後半で違うプロと回れるようにしたんです」とベッキーが振り返る。「アマチュアにとっても1日で二人のプロと知り合えるし、ツアーにとっても、2倍のプロの売り込みができるんです。これは我ながらいい試みでした」。
海外の選手を見ていると、そのファン対応やメディア対応に驚かされることがある。サインは当たり前、写真撮影も気さくに応じ、メディアには答えるものと教育されている。それは当然スポンサーに対しても同じことで、ツアー、選手一体となってスポンサーのサティスファクション、いってみれば顧客満足を実現しようとしている。
「日本でなく、アメリカのツアーのスポンサーをしていただいていることを考えれば、私たちにももっとできることがあるかもしれない。これだけ素晴らしいトイレをつくっているのなら、例えばアメリカの大会のトイレをTOTOにするとかね(笑)」。実現するかは別にして、すぐにそういう発想が出てくるのも、実にアメリカらしい。
選手あってのツアー。スポンサーあってのツアー。選手にとってはファンあってのツアー。それぞれが役割を果たしているからこそ、米国女子ツアーは、一時の不振を脱し、ビジネスとして順調に軌道に乗っている。LPGAにとって、「ツアー開催週は、コース内、コース外も含めて、スポンサーのための週。来年も開催するので、ほかにも何ができるかTOTOと話し合うことも必要」と、すでに来年のことも見据えている。
企業がゴルフトーナメントのスポンサーとなるにはさまざまな理由がある。企業の知名度アップもそうだし、イメージアップ、社会貢献しかり。なかでも現在多くの企業が目当てとするのが、今年の5月に男子ツアーで問題にもなった、あのプロアマ戦の開催だ。自社の顧客やクライアントを呼んで、プロとの1日を楽しんでもらう。そんな人気イベントの主催ができるのだから、国内女子ツアーはスポンサーが後を絶たない。ところがこれは国内に限ったことではなかった。「その傾向はアメリカでも同じです。やはりプロアマでプロと一緒にラウンドできるのは大きな魅力なのです」とベッキーはいう。
ツアーにとって、「最高の商品は一人ひとりの選手」。いかに選手の魅力を伝えていくかがLPGAに課された使命だという。「LPGAでは5年ほど前からプロアマ戦を2部構成にして、前半と後半で違うプロと回れるようにしたんです」とベッキーが振り返る。「アマチュアにとっても1日で二人のプロと知り合えるし、ツアーにとっても、2倍のプロの売り込みができるんです。これは我ながらいい試みでした」。
海外の選手を見ていると、そのファン対応やメディア対応に驚かされることがある。サインは当たり前、写真撮影も気さくに応じ、メディアには答えるものと教育されている。それは当然スポンサーに対しても同じことで、ツアー、選手一体となってスポンサーのサティスファクション、いってみれば顧客満足を実現しようとしている。
「日本でなく、アメリカのツアーのスポンサーをしていただいていることを考えれば、私たちにももっとできることがあるかもしれない。これだけ素晴らしいトイレをつくっているのなら、例えばアメリカの大会のトイレをTOTOにするとかね(笑)」。実現するかは別にして、すぐにそういう発想が出てくるのも、実にアメリカらしい。
選手あってのツアー。スポンサーあってのツアー。選手にとってはファンあってのツアー。それぞれが役割を果たしているからこそ、米国女子ツアーは、一時の不振を脱し、ビジネスとして順調に軌道に乗っている。LPGAにとって、「ツアー開催週は、コース内、コース外も含めて、スポンサーのための週。来年も開催するので、ほかにも何ができるかTOTOと話し合うことも必要」と、すでに来年のことも見据えている。