「決してそんなことはありません。例えばレッスンでいうと、名前が知られている選手がいいというわけではない。“身近なプロに教えてもらいたい”という気持ちを持つ人はとても多いです」
当然ながら“ビッグネーム”を呼ぶとなると、その分コストだってかさんでくる。ここで必要になるのは、選手としての“格”ではなく「人柄」だと馬場は言う。「人間がしっかりしていれば活躍の場は多いと思う。需要はあるので、そのことは知ってもらいたい」と続けた。
ツアーの第一線で活躍し続けることの難しさを知っている馬場だからこそ伝えたい思い。もちろん、これは試合で戦えなくなった後の別の道としてだ。だが、“じきに来るその時”はアスリートが背負っている宿命の一つなのは間違いがない。
最後に、予選通過を果たし、トータル1オーバーで4日間の大会を終えた彼女に、『トーナメント復帰は?』という質問を投げてみた。すると、明るい笑い声とともに返ってきたのは「ないです!」という答え。その顔は、トーナメントで好成績を残す選手とはまた違う、充実したものだった。(文・間宮輝憲)
当然ながら“ビッグネーム”を呼ぶとなると、その分コストだってかさんでくる。ここで必要になるのは、選手としての“格”ではなく「人柄」だと馬場は言う。「人間がしっかりしていれば活躍の場は多いと思う。需要はあるので、そのことは知ってもらいたい」と続けた。
ツアーの第一線で活躍し続けることの難しさを知っている馬場だからこそ伝えたい思い。もちろん、これは試合で戦えなくなった後の別の道としてだ。だが、“じきに来るその時”はアスリートが背負っている宿命の一つなのは間違いがない。
最後に、予選通過を果たし、トータル1オーバーで4日間の大会を終えた彼女に、『トーナメント復帰は?』という質問を投げてみた。すると、明るい笑い声とともに返ってきたのは「ないです!」という答え。その顔は、トーナメントで好成績を残す選手とはまた違う、充実したものだった。(文・間宮輝憲)