毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する【LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ編】。
【写真】涙が鈴木愛を強くする
2年連続賞金女王への挑戦には敗れたが、鈴木愛は最後まで国内女子ツアーを盛り上げた。最終戦となった「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」では、トータル11アンダー以上でイ・ボミ(韓国)の持つ年間平均ストロークの最少記録を塗り替えることがわかっていただけに、最終日の鈴木には注目が集まった。
3日目を終えてトータル4アンダー。最低でも7アンダーの「65」が必要とされる中、鈴木は猛チャージ。前半だけでスコアを3つ伸ばすと後半はさらに加速。10番でもバーディ。11番のパー5は取りこぼしたが、13番パー5では、ラフからの3打目を放り込みイーグル。「この写真はその13番のセカンドショットです。これが左奥に外れてしまったのですが、それを入れた愛ちゃん。さすがと思いました」と、鈴木祥カメラマンは振り返る。
実はこの数ホール前に、「愛ちゃんが来る!と思ったんです。今年は4勝のうち3勝を撮影していますし、そんな雰囲気を感じました」と鈴木カメラマン。追いかけ始めた矢先のイーグルに「やっぱりと思いました」と、そのときの心境を明かす。
続く15番でもバーディ。この時点でトータル11アンダー。そのまま最終ホールを迎え、1メートルのパーパットを決めれば新記録というところで、悲劇が起こった。「パット巧者の愛ちゃんが外すとは…。この写真ではミスをしても笑顔でしたが、最後の涙もまた印象的でした。来年はまた女王目指して、表情豊かなプレーを見せてください!」(鈴木カメラマン)。
【写真】涙が鈴木愛を強くする
2年連続賞金女王への挑戦には敗れたが、鈴木愛は最後まで国内女子ツアーを盛り上げた。最終戦となった「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」では、トータル11アンダー以上でイ・ボミ(韓国)の持つ年間平均ストロークの最少記録を塗り替えることがわかっていただけに、最終日の鈴木には注目が集まった。
3日目を終えてトータル4アンダー。最低でも7アンダーの「65」が必要とされる中、鈴木は猛チャージ。前半だけでスコアを3つ伸ばすと後半はさらに加速。10番でもバーディ。11番のパー5は取りこぼしたが、13番パー5では、ラフからの3打目を放り込みイーグル。「この写真はその13番のセカンドショットです。これが左奥に外れてしまったのですが、それを入れた愛ちゃん。さすがと思いました」と、鈴木祥カメラマンは振り返る。
実はこの数ホール前に、「愛ちゃんが来る!と思ったんです。今年は4勝のうち3勝を撮影していますし、そんな雰囲気を感じました」と鈴木カメラマン。追いかけ始めた矢先のイーグルに「やっぱりと思いました」と、そのときの心境を明かす。
続く15番でもバーディ。この時点でトータル11アンダー。そのまま最終ホールを迎え、1メートルのパーパットを決めれば新記録というところで、悲劇が起こった。「パット巧者の愛ちゃんが外すとは…。この写真ではミスをしても笑顔でしたが、最後の涙もまた印象的でした。来年はまた女王目指して、表情豊かなプレーを見せてください!」(鈴木カメラマン)。