「一つ上の世代には、柏原明日架先輩、種子田香夏先輩のような強い方がたくさんいて…。『濃ゆいメンバーだなぁ』といつも思っていました。変な話、日本ジュニアで上位に行くより、九州ジュニアを通る方が難しいという感じでした」
ジュニアの試合に行って「すごい子がいる」と壁にぶち当たり、また一人で打ち込む…この繰り返し。だが「強い先輩がいるから頑張ろう」という思いが、上達への欲求をかきたてた。「九州の先輩はみんな憧れです。その背中をみて、追いかけて練習する。みんなで伸ばし合い、引っ張り合うという流れができています」。数々の名選手を生み出した九州勢の強さのヒミツも垣間見えた。
こうして切磋琢磨を続け、高校は福岡のゴルフ名門校・沖学園高に進学。入学時から念頭に置いたのは『プロテスト合格』だった。同級生にはともにプロを目指した篠原まりあらがいるが、「プロを目指していないけど、ムチャクチャ強い子もいました」と、ここでも周囲と競い合い、その腕を磨いていった。
こうして2015年に初めてのプロテストを迎える。しかし、ここで「ゴルフ人生最大の挫折」を味わうことになった。“不合格”という結果が突き付けられたのだ。
「終わった直後は抜け殻でしたね。1週間クラブを握ることができませんでした」
その年の合格者のなかには、種子田、篠原と、ともに成長してきた選手の名前もあった。「なんで私一人だけ…」。そしてはかり知れない悔しさを抱えた三ヶ島は、こう決断する。“プロテストに行かなくても私は戦える”と。ツアー優勝→正会員。この道を歩むことを決めたのだ。
ジュニアの試合に行って「すごい子がいる」と壁にぶち当たり、また一人で打ち込む…この繰り返し。だが「強い先輩がいるから頑張ろう」という思いが、上達への欲求をかきたてた。「九州の先輩はみんな憧れです。その背中をみて、追いかけて練習する。みんなで伸ばし合い、引っ張り合うという流れができています」。数々の名選手を生み出した九州勢の強さのヒミツも垣間見えた。
こうして切磋琢磨を続け、高校は福岡のゴルフ名門校・沖学園高に進学。入学時から念頭に置いたのは『プロテスト合格』だった。同級生にはともにプロを目指した篠原まりあらがいるが、「プロを目指していないけど、ムチャクチャ強い子もいました」と、ここでも周囲と競い合い、その腕を磨いていった。
こうして2015年に初めてのプロテストを迎える。しかし、ここで「ゴルフ人生最大の挫折」を味わうことになった。“不合格”という結果が突き付けられたのだ。
「終わった直後は抜け殻でしたね。1週間クラブを握ることができませんでした」
その年の合格者のなかには、種子田、篠原と、ともに成長してきた選手の名前もあった。「なんで私一人だけ…」。そしてはかり知れない悔しさを抱えた三ヶ島は、こう決断する。“プロテストに行かなくても私は戦える”と。ツアー優勝→正会員。この道を歩むことを決めたのだ。