今季優勝した選手のスイングから強さの要因、そしてアマチュアが参考にすべき部分を探る“Playback LPGATour2018”。第16回は、今年プロテストに合格し、その直後にツアー初優勝をつかみとった大里桃子。そのスイングを上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏が解説する。
球を上げたい方必見 大里桃子のスイングにヒントあり?【連続写真】
大里の魅力を「飛距離はないけど、(ボールの)高さで勝ちを獲った選手」と表現した辻村氏。では、この“高さ”はどのようにして生み出されているのだろうか。ヒミツを握っているのが「閉じないフェース面」。
「大里さんのスイングを正面から見ると、バックスイングの時も、トップの位置でも、キレイにフェース面がこちらに見えています。このようにフェースを開いて使うことで、持ち前の球の高さにつながっています」
確かに大里のスイングを見ると、バックスイング、トップ、そしてダウンスイング時も、フェース面をはっきりと確認することができる。トップでフェースが空を向く、いわゆるシャットフェースだと、フェースは閉じた状態で下りてくるため、打ち出しは低くなり、ボールの回転速度で打ち上げる必要が出てきてしまい、球を高く上げるのが難しくなってくるという。そして、さらにインパクト後にもポイントがあると続けた。
「フォロースルーになった時、今度はフェース面ではなく、バック面が見えています。きっちりと手首を返し、振り抜いているのがここで分かります。このスイング技術で、大里さんは高い球を繰り出し、それをきっちりとグリーンで止めて優勝をつかみとりました。今の女子ツアーでは、この球を止める技術がないと優勝まではつながらないですね」
球を上げたい方必見 大里桃子のスイングにヒントあり?【連続写真】
大里の魅力を「飛距離はないけど、(ボールの)高さで勝ちを獲った選手」と表現した辻村氏。では、この“高さ”はどのようにして生み出されているのだろうか。ヒミツを握っているのが「閉じないフェース面」。
「大里さんのスイングを正面から見ると、バックスイングの時も、トップの位置でも、キレイにフェース面がこちらに見えています。このようにフェースを開いて使うことで、持ち前の球の高さにつながっています」
確かに大里のスイングを見ると、バックスイング、トップ、そしてダウンスイング時も、フェース面をはっきりと確認することができる。トップでフェースが空を向く、いわゆるシャットフェースだと、フェースは閉じた状態で下りてくるため、打ち出しは低くなり、ボールの回転速度で打ち上げる必要が出てきてしまい、球を高く上げるのが難しくなってくるという。そして、さらにインパクト後にもポイントがあると続けた。
「フォロースルーになった時、今度はフェース面ではなく、バック面が見えています。きっちりと手首を返し、振り抜いているのがここで分かります。このスイング技術で、大里さんは高い球を繰り出し、それをきっちりとグリーンで止めて優勝をつかみとりました。今の女子ツアーでは、この球を止める技術がないと優勝まではつながらないですね」