開幕に備えて、女子ツアーではどんな対応をしているのだろうか。日本女子プロゴルフ協会(LPGA)トーナメント事業部に所属、R&Aのレベル3という資格を持つ競技委員でもある新庄正志氏に聞くと、選手に対しては昨年末にルール改訂点をまとめた冊子を作ってすでに配布。オフのあいだも、12月、1月、2月、3月の開幕直前と4回の説明会を行い啓蒙(けいもう)する計画だという。説明会参加は任意ではあるが「極力出席するように」と呼びかけている。
気になるのは、今回のルール改正で加わった距離測定器の使用についてはまだ検討中とのこと。だが、禁止のローカルルールを定めているツアーが多いことから、これに準ずるものとみられている。
では、実際、試合が始まると予想されるトラブルには、どんなものがあるだろう。まず、他ツアーでもまちがいが起こっているドロップの仕方が考えられる。肩の高さからだったこれまでとは一変し、ヒザの高さから真下にドロップしなければならない。
様々な状況から救済を受ける際にドロップすることは、プレー中、かなり頻繁に起きる。そのとき、ついうっかりこれまでの習慣で肩の高さからドロップして、そのまま打ってしまうとペナルティがつくことになる。気がついてやり直せば無罰だが…。
旗竿を立てたままでもパッティングできるというルールに関しても様々な議論が交わされているが、選手1人ずつにそれぞれキャディが付くトップツアーの場合はさほどの混乱は起こりそうもない。カップインの確率や、プレーのペースなどについては、また改めて検証が必要になるだろう。
もうひとつ、女子ツアーでは特に気になることがある。「キャディがプレーヤーの後方に立つことの制限」【規則10.2b(4)】という項目ができたことだ。
気になるのは、今回のルール改正で加わった距離測定器の使用についてはまだ検討中とのこと。だが、禁止のローカルルールを定めているツアーが多いことから、これに準ずるものとみられている。
では、実際、試合が始まると予想されるトラブルには、どんなものがあるだろう。まず、他ツアーでもまちがいが起こっているドロップの仕方が考えられる。肩の高さからだったこれまでとは一変し、ヒザの高さから真下にドロップしなければならない。
様々な状況から救済を受ける際にドロップすることは、プレー中、かなり頻繁に起きる。そのとき、ついうっかりこれまでの習慣で肩の高さからドロップして、そのまま打ってしまうとペナルティがつくことになる。気がついてやり直せば無罰だが…。
旗竿を立てたままでもパッティングできるというルールに関しても様々な議論が交わされているが、選手1人ずつにそれぞれキャディが付くトップツアーの場合はさほどの混乱は起こりそうもない。カップインの確率や、プレーのペースなどについては、また改めて検証が必要になるだろう。
もうひとつ、女子ツアーでは特に気になることがある。「キャディがプレーヤーの後方に立つことの制限」【規則10.2b(4)】という項目ができたことだ。