＜フジサンケイレディスクラシック　事前情報＞◇22日◇川奈ホテルゴルフコース　富士コース(6,464ヤード・パー72)

　国内女子ツアー「フジサンケイレディスクラシック」が、静岡県伊東市の川奈ホテルゴルフコース富士コースを舞台に23日(金)に開幕。昨年は2日目が降雨のためサスペンデッドとなり、残りのラウンドは最終日に持ち越されたが、最終ラウンドは強風のため中止に。首位に立っていたタミー・ダーディン(オーストラリア)がツアー初優勝を飾っている。

　プロアマ戦が行われたこの日、寒さの中出場した有村智恵は｢今日は30〜40ヤードはドライバーの飛距離が違うので、参考にしづらかった｣といいながらも｢昨日までのイメージをしっかり持って、明日はやっていきたいです｣と今大会にかける意気込みを語った。

　昨年有村は、初日にアルバトロスを達成して首位に立ったが、第2ラウンド後半で崩れてしまい10位タイに終わっている。｢難しい高麗芝で、風が吹いたりして、天候が悪くなりやすいコース。グリーン上でも芝目の色が見づらいホールが何ホールもあり、対応できなかった。昨年はそれで崩れてしまいましたが、今年は対応できるようにしたいです｣と反省点を踏まえ、明日から始める本戦を見据えている。

　有村は今季ここまで予選落ちが1回あるが、その他の試合はすべてトップ10フィニッシュ(うち1回は優勝)と好調を維持している。特に、4月初旬に開催された米国女子メジャー初戦｢クラフト・ナビスコ選手権｣では9位と健闘。賞金ランキングも3位につけていて、目標に掲げる賞金女王へ着々と進んでいる。｢今年はグリーン周りのアプローチの引き出しは多くなっているので、上手く対応し優勝を意識してやっていきたいです｣と話した有村。上昇気流に乗って今季2勝目を目指す。