2019年の活躍が期待される“新星”のスイングを、日本でもわずかの米国のレッスンプロ資格TPI(Titleist Performance Institute)レベル3取得者で、現在河本結らのコーチを務める目澤秀憲氏が解説。今回は、「日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯」4位タイなど、昨季トップ5入り3度で初の賞金シードを獲得した濱田茉優。
スライスに悩む方必見 濱田茉優のスイングにヒミツあり【連続写真】
2016年の賞金ランキング83位から、17年52位、18年35位と着実にステップアップを果たし、シード選手の肩書を手にした濱田。ドライビングディスタンスは236.62ヤードで39位、パーオン率が69.91%の25位と、スタッツで大きく他を圧倒するものがあるとはいえないなか、安定した成績を残せた理由はどこにあるのか。まず目澤氏は、濱田の“ベタ足スイング”に注目した。
「濱田選手のスイングはフォロースルーまでベタ足。まるでアン・ソンジュ選手のようで、ずっと足がめくれないようにガマンする意識があるのでしょう」
では、このベタ足スイングは、球筋や弾道にどのようなメリットをもたらすのだろうか?目澤氏は、続けてこう説明する。
「ベタ足でスイングすると、インパクト時のヘッドの入射角がアッパー軌道になります。しっかりとドローを打ちたい濱田選手にとって、大きく作用します。またアマチュアの方では、スライサーで上からボールを打ってしまう人にいい対策になりますね。ただし、注意点も1つ。あまりティは高くしない方がいい。どうしてもアッパーがきつくなってしまうので、濱田選手くらいの高さにするといいでしょう」
スライスに悩む方必見 濱田茉優のスイングにヒミツあり【連続写真】
2016年の賞金ランキング83位から、17年52位、18年35位と着実にステップアップを果たし、シード選手の肩書を手にした濱田。ドライビングディスタンスは236.62ヤードで39位、パーオン率が69.91%の25位と、スタッツで大きく他を圧倒するものがあるとはいえないなか、安定した成績を残せた理由はどこにあるのか。まず目澤氏は、濱田の“ベタ足スイング”に注目した。
「濱田選手のスイングはフォロースルーまでベタ足。まるでアン・ソンジュ選手のようで、ずっと足がめくれないようにガマンする意識があるのでしょう」
では、このベタ足スイングは、球筋や弾道にどのようなメリットをもたらすのだろうか?目澤氏は、続けてこう説明する。
「ベタ足でスイングすると、インパクト時のヘッドの入射角がアッパー軌道になります。しっかりとドローを打ちたい濱田選手にとって、大きく作用します。またアマチュアの方では、スライサーで上からボールを打ってしまう人にいい対策になりますね。ただし、注意点も1つ。あまりティは高くしない方がいい。どうしてもアッパーがきつくなってしまうので、濱田選手くらいの高さにするといいでしょう」