2019年の活躍が期待される“新星”のスイングを、日本でもわずかの米国のレッスンプロ資格TPI(Titleist Performance Institute)レベル3取得者で、現在河本結らのコーチを務める目澤秀憲氏が解説。今回は、プロテスト合格年に賞金シードを獲得し、ステップ2戦2勝、新人戦優勝など華々しい活躍を見せた原英莉花。
“ジャンボ尾崎”のまな弟子 原英莉花のパワフルスイング【連続写真】
“大型ルーキー”と呼ばれ続けた昨季。QTランキング117位からのスタートながら、少ないチャンスできっちりと賞金を積み重ね第1回リランキングを突破すると、一気にシード選手まで駆け上がり周囲の期待に応えた。敬愛する師匠・ジャンボ尾崎譲りのダイナミックなゴルフが魅力の原のスイングに、目澤氏も「スイングが強い。クラブに振られている動作が全くないですね」と驚きの声をあげる。
その“強さ”が表れている場面は、ダウンスイングからインパクトに向かう動きのなかにある。
「ダウンスイングの時はまだ右を向いている胸部が、インパクトの時に一瞬で飛球線方向に開かれます。インパクトの時にこれだけ体を切ったら、普通はどこに飛んでいくかと不安になって躊躇(ちゅうちょ)をするものですけど、原さんにはそのためらいが一切ありません」
この体の一瞬のキレが、武器となるパワーを生み出し、飛距離へとつながる。それに加えてパワフルなドライバースイングを生み出しているのが、ダウンスイングからフォロースルーまで“くの字”でキープされた前傾姿勢。
“ジャンボ尾崎”のまな弟子 原英莉花のパワフルスイング【連続写真】
“大型ルーキー”と呼ばれ続けた昨季。QTランキング117位からのスタートながら、少ないチャンスできっちりと賞金を積み重ね第1回リランキングを突破すると、一気にシード選手まで駆け上がり周囲の期待に応えた。敬愛する師匠・ジャンボ尾崎譲りのダイナミックなゴルフが魅力の原のスイングに、目澤氏も「スイングが強い。クラブに振られている動作が全くないですね」と驚きの声をあげる。
その“強さ”が表れている場面は、ダウンスイングからインパクトに向かう動きのなかにある。
「ダウンスイングの時はまだ右を向いている胸部が、インパクトの時に一瞬で飛球線方向に開かれます。インパクトの時にこれだけ体を切ったら、普通はどこに飛んでいくかと不安になって躊躇(ちゅうちょ)をするものですけど、原さんにはそのためらいが一切ありません」
この体の一瞬のキレが、武器となるパワーを生み出し、飛距離へとつながる。それに加えてパワフルなドライバースイングを生み出しているのが、ダウンスイングからフォロースルーまで“くの字”でキープされた前傾姿勢。