毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する【ダイキンオーキッドレディス編】。
比嘉真美子涙の優勝をプレーバック【写真】
比嘉真美子の地元優勝。2004年に宮里藍が本大会を制して以来、15年ぶりの歓喜に沸いた沖縄。最終日、独走態勢からスタートした比嘉の優勝は間違いないと思われたが…。
最終日は、序盤から流れをつかめずにいた比嘉。2つのダブルボギーを叩くなど、苦しい展開が続いたが、底力を見せたのが大詰めを迎えた17番だった。セカンドショットをピンそばにつけ、バーディ奪取。優勝を決定づけたシーンだったといっても過言ではない。
このシーンを撮影した村上航カメラマンが振り返る、「スタート時にあった差がみるみるうちに縮まり、一時は2打差までになりました。そのなかで、この17番のセカンドは比嘉選手らしいショットでピンそばにつけてバーディを奪いました。優勝争いのまっただ中、このショットが打てて、バーディを奪う比嘉さんらしいゴルフでした」。
バーディパットを決めた直後の比嘉のとったポーズが印象的だったという村上カメラマン。「静かではありましたが、力強くコブシを握った比嘉選手。デビュー時に強さを見せた比嘉選手のような力強さとはまた違った、落ち着き払った強さを見た気がしました」(村上カメラマン)。危なげなくとはいかなかったが、勝ちきった比嘉の今年の活躍を予感させたシーンだった。
比嘉真美子涙の優勝をプレーバック【写真】
比嘉真美子の地元優勝。2004年に宮里藍が本大会を制して以来、15年ぶりの歓喜に沸いた沖縄。最終日、独走態勢からスタートした比嘉の優勝は間違いないと思われたが…。
最終日は、序盤から流れをつかめずにいた比嘉。2つのダブルボギーを叩くなど、苦しい展開が続いたが、底力を見せたのが大詰めを迎えた17番だった。セカンドショットをピンそばにつけ、バーディ奪取。優勝を決定づけたシーンだったといっても過言ではない。
このシーンを撮影した村上航カメラマンが振り返る、「スタート時にあった差がみるみるうちに縮まり、一時は2打差までになりました。そのなかで、この17番のセカンドは比嘉選手らしいショットでピンそばにつけてバーディを奪いました。優勝争いのまっただ中、このショットが打てて、バーディを奪う比嘉さんらしいゴルフでした」。
バーディパットを決めた直後の比嘉のとったポーズが印象的だったという村上カメラマン。「静かではありましたが、力強くコブシを握った比嘉選手。デビュー時に強さを見せた比嘉選手のような力強さとはまた違った、落ち着き払った強さを見た気がしました」(村上カメラマン)。危なげなくとはいかなかったが、勝ちきった比嘉の今年の活躍を予感させたシーンだった。