17年の女王で昨年の賞金ランキングも3位。プロ入り後、鈴木は用具契約を結ぶPINGの本部がある米国アリゾナ州で合宿を張っている。ここでは、基礎はもちろん、実践的な練習をするのが日課だ。あらゆる場面を想定し、より効果的な練習を積んでいるといっていい。そんな状態で乗り込むからこそ、自信がみなぎる。
シーズンの幕開けとともに、オフの過ごし方がクローズアップされるようになったのはそう昔ではない。そもそもゴルフはスポーツなのかといわれることさえあるのが実態だ。ところが、今では年間39試合。3月2週目から11月最終週まで毎週試合が続くのが女子ツアー。体力だけでなく強靱な精神力、そしてブレない技術がなければ生き残っていけない。昨年からは、シーズン中に出場優先順位を見直すリランキング制度も始まり、より競争が激しくなった。
PRGR最終日。前半を終えて、勝負どころの後半に入った瞬間から、海から吹き付ける強烈な風との戦いに直面した選手達。首位を争うライバル達はスコアを落とし、最終的には4打差をつけての圧勝。誰も鈴木を脅かすことはできなかった。どんな場面においても、誰よりも練習してきたという自信を持ち続け、揺るぎない技術と気持ちで戦い、磨いてきた応用力を遺憾なく発揮した。
鈴木といえば、最後のひとりになるまでコースを去ることなくパッティング練習に明け暮れ、パット女王の異名まで取るようになった。昨年からは体のケアに費やす時間が増え、最後のひとりとなることは少なくなってきたが、それでも手を抜くことなど一切ない。
鈴木の取材をはじめてから6年が過ぎた。彼女が衝撃の初優勝を果たす前から練習場にこもり球を打ち、練習グリーンで球を転がし続ける姿を見ていた筆者は、今の状態は必然だと思える。取材を終えて原稿を書き終わってコースを出ようとしたときに、まだ練習をしている。いつしか、そんな鈴木の姿を見ようと、彼女の練習が終わるのを毎日見届けてから帰るのが日課になった。
遅くまで練習をすればいいというものではないのはわかっているが、そこが気になってしまうのも事実。今大会では、若手たちが、練習日から本戦まで練習グリーンで球を転がし続けていた。注目の黄金世代では上位争いを見せた渋野日向子や原英莉花、大里桃子、高橋彩華といったメンバーがひたすら打ち続けていた。ほかにも、風が吹き付ける暗闇迫る中、熊谷かほ、脇元華、大出瑞月といった若手が黙々とカップ周りで練習をしていた。ほかの選手もしかりだろう。
シーズンの幕開けとともに、オフの過ごし方がクローズアップされるようになったのはそう昔ではない。そもそもゴルフはスポーツなのかといわれることさえあるのが実態だ。ところが、今では年間39試合。3月2週目から11月最終週まで毎週試合が続くのが女子ツアー。体力だけでなく強靱な精神力、そしてブレない技術がなければ生き残っていけない。昨年からは、シーズン中に出場優先順位を見直すリランキング制度も始まり、より競争が激しくなった。
PRGR最終日。前半を終えて、勝負どころの後半に入った瞬間から、海から吹き付ける強烈な風との戦いに直面した選手達。首位を争うライバル達はスコアを落とし、最終的には4打差をつけての圧勝。誰も鈴木を脅かすことはできなかった。どんな場面においても、誰よりも練習してきたという自信を持ち続け、揺るぎない技術と気持ちで戦い、磨いてきた応用力を遺憾なく発揮した。
鈴木といえば、最後のひとりになるまでコースを去ることなくパッティング練習に明け暮れ、パット女王の異名まで取るようになった。昨年からは体のケアに費やす時間が増え、最後のひとりとなることは少なくなってきたが、それでも手を抜くことなど一切ない。
鈴木の取材をはじめてから6年が過ぎた。彼女が衝撃の初優勝を果たす前から練習場にこもり球を打ち、練習グリーンで球を転がし続ける姿を見ていた筆者は、今の状態は必然だと思える。取材を終えて原稿を書き終わってコースを出ようとしたときに、まだ練習をしている。いつしか、そんな鈴木の姿を見ようと、彼女の練習が終わるのを毎日見届けてから帰るのが日課になった。
遅くまで練習をすればいいというものではないのはわかっているが、そこが気になってしまうのも事実。今大会では、若手たちが、練習日から本戦まで練習グリーンで球を転がし続けていた。注目の黄金世代では上位争いを見せた渋野日向子や原英莉花、大里桃子、高橋彩華といったメンバーがひたすら打ち続けていた。ほかにも、風が吹き付ける暗闇迫る中、熊谷かほ、脇元華、大出瑞月といった若手が黙々とカップ周りで練習をしていた。ほかの選手もしかりだろう。