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文字通り試合で試す元世界1位 申ジエはクラブの選び方から超一流【契約フリーから学ぶクラブ選び】

文字通り試合で試す元世界1位 申ジエはクラブの選び方から超一流【契約フリーから学ぶクラブ選び】

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年3月28日 02時07分


一見バラバラに見えるジエ選手のセッティングですが、実は一本筋の通った14本です。軸となるのはボール。彼女はPro V1の打感や音などもそうですが、こう打てばこう飛ぶという弾道が、自分の中で決まっているのだと思います。「アメリカツアーに参戦して3年目から使っている、私が一番信頼をおくボールです」と話しているように、他のボールなら例え10ヤード飛ぶとしても替えないと思います。飛距離はクラブが伸ばせばいいと思うでしょうね。

だから、14本のクラブはその“ボール”の性能をいかに出させるかという選び方。一番重きをおいているのは打感です。選んだクラブ全ての打感が柔らかい。どちらかといえば彼女はトラックマンなどの数字よりも、感覚でクラブをチョイスしていると思います。「この力感、振り幅なら、こういう弾道でこの距離に飛んでいく」というように、打感で全てをコントロールしているからこそ、そのイメージからズレないクラブを選んでいる。アプローチなどはスピン量含め、言わずもがなです。

昨年優勝したメジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」では17番でイーグルを奪い逆転しましたが、その時、ジエ選手はドライバーを「ランが出過ぎるとラフまで行ってしまい、2打目が打ちづらくなる」といつも使っているキャロウェイのローグではなく、球をコントロールしやすいテーラーメイドのM2に替えていたと聞きました。そこまで計算が立つ選手。それには卓越した技術に加えて、常に自分の弾道の軸となるPro V1の2つがそろわなければ成立しません。ここまでボールを知っているプレーヤーというのは、女子ではかなり珍しい。

そんな「ジエさんのようなボールへの感覚をアマチュアのみなさんも身につけてください」とは中々言えませんが、ジエさんのクラブ選びの上でアマチュアのみなさんにぜひマネして欲しいことがあるんです。それはコースで新しいクラブを試すこと。

これはアン・ソンジュ選手もそうですが、テストは現場で行うものだと考えて、いいと思ったものはすぐに試合で使う。練習場でプレッシャーがない中で打つのと、勝負どころでアドレナリンが出たときとは、使い心地も違うし弾道の傾向も違うということを肌で分かっているんでしょうね。

今年の3戦目「Tポイント×ENEOS ゴルフトーナメント」でドライバーをキャロウェイのエピック フラッシュに替えましたが、優勝争いの中で彼女の中に多分に感じるものがあったと思います。それはドライビングレンジでリズム良く打っているときには分からないこと。もちろん、極端な話をすれば14本借り物のクラブだとしても、予選は通れるというくらい技術に自信があるからこそできることなんですけどね。

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