国内女子ツアー「ヨネックスレディスゴルフトーナメント」が28日(金)に開幕を迎える。昨年までは8月に開催されていたが今年から開催時期を5月に変更された。昨年大会は最終日に首位スタートの全美貞(ジョン・ミジョン)(韓国)がトーナメントレコードの通算17アンダーをマークしシーズン3勝目を挙げた。

　大会前日の今日はプロアマが行われ、上田桃子、横峯さくら、諸見里しのぶ、申ジエ(韓国)らが調整を行った。先日江連忠コーチからの独立を発表した上田は、「今までは頼りすぎてもダメだし、でも教えてもらいたいし…と気持ちの部分が難しかったけど、今はスッキリしているし、やるべき事に集中できるので今の方が楽ですね」と迷いが吹っ切れた様子。日米のツアーを行き来する多忙スケジュールで、今回も月曜に帰国したばかりだが、「まだ時差ボケとかあるけどボチボチやっていければ…」と自分のペースで明日の開幕に臨む。

日米で活躍する上田桃子、宮里藍らの今季写真をUP

　昨年の米国女子ツアー賞金王の申ジエ（韓国）は、火曜の午後に日本へ到着したというが「ゆっくり休めたので大丈夫です」と体調は万全。「危険性のあるところがあった」とは言うものの「グリーンは柔らかくて、攻略しやすいんじゃないかと」と、自信をのぞかせていた。今季は「楽しむ」から「最低3勝」へ目標変更した横峯さくらは、「とりあえず自分のプレーをするのが先」と目先の欲にとらわれず、自分のゴルフを貫く姿勢だ。

　若手の台頭と、ベテランの復活…毎週優勝者が異なる今季の国内女子ツアー。果たして今週勝利を手にするのはどの選手か。

　明日の初日、上田桃子は不動裕理、全美貞(ジョン・ミジョン/韓国)と9時48分から、横峯は古閑美保、森田理香子と同組で9時57分から共に1番ティスタートとなっている。