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新元号とともに… 女子ゴルフ界に吹く“時代”交代の風【記者の目】

新元号とともに… 女子ゴルフ界に吹く“時代”交代の風【記者の目】

配信日時:2019年4月2日 12時26分

4月1日、平成に代わる新たな元号「令和」が発表されたが、ゴルフ界でも世代交代を感じさせる若手の活躍が続いている。1990年代ごろまで、国内女子ツアーの中心は30代の選手達だった。それが21世紀に入ってからはジュニア出身の選手たちがツアーデビュー直後から次々と活躍を見せ始め、現在のシード選手の平均年齢は26.4歳。2001年から比べると6歳も若返り、今季50人の賞金シード選手のうち30歳以上は15人だ。ちなみに01年が34人だったことを考えると、この10年近くで一気に若返ったといえる。

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先週の「アクサレディス」でも活躍が目立ったのはフレッシュな顔ぶれだ。最終日最終組で回った河本結、脇元華、臼井麗香は20歳、21歳で、昨年プロテストに合格したツアールーキーたち。ほかにも同年代の吉本ひかるが2週連続のトップ10入り、小祝さくらや松田鈴英も上位の常連となっている。

特定の年齢層がここまで活躍を見せるのはなぜだろう。本大会で河本らを追った上田桃子は、「私たちよりも経験が豊富。アマチュアのときからプロの試合に何回も出ていますし、全然違う」と語った。ここ数年、試合数の増加はあるものの年間を通してアマチュア選手の出場人数が増加している。顕著なのが14年。「KKT杯バンテリンレディスオープン」で勝みなみがアマチュア優勝した年だ。

13年まではおおよそ130人前後だったものが、同年は182人。日本女子プロゴルフ協会(LPGA)によればアマチュア枠を増やすなどの出場規定の変更はしていない。これ以降、17年までおおよそ200人前後が出場。昨年は勝みなみらの世代の多くがプロ入りを果たしたためか177人と減少したが、勝の優勝を皮切りに、アマチュア選手への注目がさらに高まったことが見てとれる。

平成の若手選手たちに大きな影響を与えたのが、ジュニア時代に見たスターたち。「今の20代の子たちがジュニアの時、宮里藍さんや桃子さんなどがすごく活躍されていた。そういう子たちがめきめきと力をつけていると思う」と話したのは、平成元年生まれの木戸愛。20代前半の選手がジュニアだったころ、09年に宮里藍が米ツアーで初優勝。翌年には日本人最多のシーズン5勝を達成した。今週優勝した河本が敬愛するタイガー・ウッズ(米国)がフェデックスカップの初代王者に輝き、米ツアー65勝を達成したのもこの頃だ。

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