そして、ここで4パットのトリプルボギーを喫した有村智恵も、思わず“苦笑い”という状況を目の当たりにした一人だ。
セカンドショットをグリーン右に外した有村は、三打目のアプローチをピン左3mに置き、パーパットに向かった。このスライスラインのパットが外れると、ボールは傾斜を転がり手前5mの位置まで止まらなかった。そして、有村が目を疑ったのが、この後のボギーパットだった。
上りのパットを放ち、それが一度はカップ手前で止まったのだが、また来た道を逆戻り。「ここで3mくらい返ってきてしまって…。上りで返ってきたというのは、初めての経験でした」。その後は「うまく切り替えていいゴルフができた」と1オーバー・10位タイまで順位もカムバックさせたが、12番での“負債”を返す1日に、ラウンド後は疲労感たっぷりという様子だった。
また、こちらもトリを喫した吉本ひかるも、「泣きそうでした」というその状況を語る。グリーン左奥エッジから放ったパーパットは、カップを過ぎると、そこから傾斜を転がりピンから4mの位置へ。そして、続くボギーパットを、カップ手前に止めたはず…だったが、その時吹いてきた風がボールを押し戻し、アドレスした場所と“まったく同じ位置”へと戻ってしまった。4パット目で沈めた後には、やはり苦笑いしながら、指で自分が何回パットを打ったのかを確認するほどの“右往左往”ぶり。こちらも「(アドレス位置に戻ってくるのは)初めてのことでした」と戸惑いを隠すことはできなかった。
「前がつまっていて“何だろう?”と思っていました」と、12番のセカンド地点からグリーン上に違和感を感じていた高木萌衣も、「ナイスタッチだと思いました」というグリーン右からの6mのボギーパットが、手前7mまで転がる“餌食”となり、ガックリだ。
下りもダメなら、上りもダメ…、落としどころも見つからず、選手の頭を悩ませた“魔のグリーン”。2日目のピンポジションは、一体どうなるのだろうか?(文・間宮輝憲)
セカンドショットをグリーン右に外した有村は、三打目のアプローチをピン左3mに置き、パーパットに向かった。このスライスラインのパットが外れると、ボールは傾斜を転がり手前5mの位置まで止まらなかった。そして、有村が目を疑ったのが、この後のボギーパットだった。
上りのパットを放ち、それが一度はカップ手前で止まったのだが、また来た道を逆戻り。「ここで3mくらい返ってきてしまって…。上りで返ってきたというのは、初めての経験でした」。その後は「うまく切り替えていいゴルフができた」と1オーバー・10位タイまで順位もカムバックさせたが、12番での“負債”を返す1日に、ラウンド後は疲労感たっぷりという様子だった。
また、こちらもトリを喫した吉本ひかるも、「泣きそうでした」というその状況を語る。グリーン左奥エッジから放ったパーパットは、カップを過ぎると、そこから傾斜を転がりピンから4mの位置へ。そして、続くボギーパットを、カップ手前に止めたはず…だったが、その時吹いてきた風がボールを押し戻し、アドレスした場所と“まったく同じ位置”へと戻ってしまった。4パット目で沈めた後には、やはり苦笑いしながら、指で自分が何回パットを打ったのかを確認するほどの“右往左往”ぶり。こちらも「(アドレス位置に戻ってくるのは)初めてのことでした」と戸惑いを隠すことはできなかった。
「前がつまっていて“何だろう?”と思っていました」と、12番のセカンド地点からグリーン上に違和感を感じていた高木萌衣も、「ナイスタッチだと思いました」というグリーン右からの6mのボギーパットが、手前7mまで転がる“餌食”となり、ガックリだ。
下りもダメなら、上りもダメ…、落としどころも見つからず、選手の頭を悩ませた“魔のグリーン”。2日目のピンポジションは、一体どうなるのだろうか?(文・間宮輝憲)