今季5戦目を終えた国内女子ツアー。先週はツアー屈指の難コース・葛城で成田美寿々が最終日に見事な逆転勝利を挙げ、日本勢の連勝を「5」に伸ばした。そんななか上田桃子らを指導するプロコーチの辻村明志氏が気になった選手は誰だったのか？この試合で気になった選手をピックアップ！

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■ドライバーがフィットして「球の伸びが違う」

優勝した成田は、先週からキャロウェイのドライバー『EPIC FLASHサブゼロ』を投入。「10ヤードは余裕（で伸びている）」と、その効果を話していたが、今週、辻村氏の目に飛び込んできたのも、同じEPIC FLASHサブゼロを使用する選手だった。それがテレサ・ルー（台湾）だ。

「とにかく飛んでいるという印象ですね。開幕戦でテレサさんを見た時に、『球の伸びが去年と違うな』と思っていました。昨季は珍しくドライバーを曲げているシーンを見かけたり、ティグラウンドで少し悩んでいるような感じを受けました」

テレサといえば、ツアー通算16勝。2017年には年間4勝を挙げ、それ以前も16年は3勝、15年も4勝、14年に3勝と、初優勝した13年以降（同年は1勝）は年間複数回優勝が当たり前という実績を残してきた実力者だ。昨年は6シーズンぶりの0勝に終わったが、今季は開幕から、すでにトップ10入り2度、さらにすべてトップ20以内という好調ぶり。そして、そのなかでも辻村氏が目を奪われたのがドライバーショットだった。