日本のLPGAはどうだろうか。アマチュアの試合とはいえ、女子ゴルフにとってはビッグニュース。だが、まったく触れてもいない。欧州女子ツアー(LET)も同様だ。
同週にメジャー初戦、「ANAインスピレーション」があったUSLPGAだけが、かろうじて結果をアップしているくらい。それぞれ、自分のツアーのことで手いっぱいなのかもしれないが、こんな視野の狭いことで大丈夫なのだろうか?
ゴルフに限らず、選手層やプロの世界における経済効果など、男子と比較すると女子の規模が圧倒的に小さいスポーツは残念ながら少なくない。男女のツアーが試合数や人気で逆転している日本のゴルフのような例は極めて珍しい。ニュースの扱いも同様だ。
現在、世界のゴルフ界は、様々な方法でゴルフの普及に躍起になり、なかでも女性ゴルファーを増やすことに力を注いでいる。女子とは一番縁が薄かったオーガスタでの新たな動きは、こんな背景あってのものだ。にもかかわらず、周囲の反応はこの程度のものでしかない。
物質的にどれだけ情報伝達が速くなっても、それに携わる者たちの頭の中が変わらないのでは、その効果は激減してしまう。ゴルフの普及のため、女子ゴルフの隆盛のために、できることはまだまだあるはずだ。(文・小川淳子)
同週にメジャー初戦、「ANAインスピレーション」があったUSLPGAだけが、かろうじて結果をアップしているくらい。それぞれ、自分のツアーのことで手いっぱいなのかもしれないが、こんな視野の狭いことで大丈夫なのだろうか?
ゴルフに限らず、選手層やプロの世界における経済効果など、男子と比較すると女子の規模が圧倒的に小さいスポーツは残念ながら少なくない。男女のツアーが試合数や人気で逆転している日本のゴルフのような例は極めて珍しい。ニュースの扱いも同様だ。
現在、世界のゴルフ界は、様々な方法でゴルフの普及に躍起になり、なかでも女性ゴルファーを増やすことに力を注いでいる。女子とは一番縁が薄かったオーガスタでの新たな動きは、こんな背景あってのものだ。にもかかわらず、周囲の反応はこの程度のものでしかない。
物質的にどれだけ情報伝達が速くなっても、それに携わる者たちの頭の中が変わらないのでは、その効果は激減してしまう。ゴルフの普及のため、女子ゴルフの隆盛のために、できることはまだまだあるはずだ。(文・小川淳子)