＜サントリーレディスオープンゴルフトーナメント　2日目＞◇11日◇六甲国際ゴルフ倶楽部(6,499ヤード・パー72)

　兵庫県にある六甲国際ゴルフ倶楽部で開催されている、国内女子ツアー「サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」の2日目。大会連覇を狙う諸見里しのぶは、3バーディ・3ボギーとスコアを伸ばせなかったものの、我慢のゴルフで好位置をキープ。首位とは2打差で決勝ラウンドに進んだ。

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　諸見里は3番でボギーが先行するが、7番のセカンドショットを3メートルにつけてバーディ奪取に成功。前半をイーブンで折り返す。硬くしまったグリーンに長いラフ。ハイスコアが期待できないコースセッティングで、諸見里は後半でスコアを2つ落とすが｢14番のグリーンでリーダーボードを見たとき、(首位とは)そんなに離れていなかったので、1打も気を緩めちゃいけない。ここからバーディを取っていければ明日はいい位置で回れる｣と言い聞かせた。

　これで気持ちにスイッチが入った諸見里は、この14番をバーディとすると、17番パー3は15メートルのバーディパットを沈めてイーブンでホールアウト。数少ないアンダーパーグループとなり、残りの2日間に臨むことになった。

　ここ六甲国際ゴルフ倶楽部は自宅から通える距離で、気分的に余裕を持って大会に臨めている諸見里だが、ゴルフの内容はしっくりきていない。ショットで強振したとき球が左に飛んでいき、肝心なところでフェアウェイキープができていない。一歩間違えるとすぐにボギーを叩いてしまうホールが多いだけに、本人もティショットの大事さは痛感している。だが｢(左に行く原因)はだいぶ分かってます｣と自信も見せる諸見里。ホームコースにしているだけに、しっかり調整し決勝ラウンドでも上位に顔を見せてくれそうだ。