「スタジオアリス女子オープン ジュニア・カップ」という、小学生を対象とした大会をご存知だろうか。その名のとおり、同大会のスポンサーを務めるスタジオアリスと、日本女子プロゴルフ協会(LPGA)が主催する大会だ。今年で12回目を迎えるが、『小学1、2年の部』、『小学3、4年男子・女子の部』、『小学5、6年の男子・女子の部』と5部門に分かれ、関東と関西で予選会を実施。それぞれの上位者は本大会を開催する花屋敷GCよかわCで行われる決勝ラウンドに進出できる。
この選手もジュニア・カップの“OG”です【大会フォト】
今年は日程の都合上、本大会の2週前に決勝ラウンドが行われたが、例年は本大会の前週に開催するため、コース内にはすでにスタンドや看板が設置されている。ラフの長さも本大会と変わらないため、ちょっとしたトーナメント気分を味わえるわけだ。しかも、LPGAが主催するだけあって、各組に会員が1人ずつスコアラーとして同伴する(決勝ラウンドのみ)という。さらに、ツアーで活躍する競技委員が3人待機し、ルールなど競技に問題が出たときは、素早く対処する。ただ、どのクラスもパー72で行われるものの、適正なヤーデージを設定し、ローカルルールをつくることで、特に大きな問題は出ないという。
以上の話だけだと、単にゴルフのうまいジュニアを育てるのが目的のように感じるかもしれないが、実際は違う。スタジオアリスには、子どもとその家族に携わる企業として、子どもの夢や目標を応援したいという理念があり、LPGAには、単に技術だけを高めるのではなく、人間形成の場としての狙いがあるのだ。そのため、ラウンド後は、エチケットやマナーなど、同伴したスコアラーが気づいたことをアドバイスする時間を設けている。
ジュニアにしてみれば、プロのトーナメントを開催するコースでプレーできるうえに、優勝すると、本大会の表彰式でプロと一緒に表彰されるのだから、いい思い出になるのは間違いない。今年で12回目を迎えたが、クラスによっては出場希望者が定員をオーバーするなど、高い人気を誇る。その場合は抽選によって出場者を決めるところが面白い。唯一シードされるのは、前年度の大会優勝者だけで、ジュニアゴルファーとしての実績は一切関係ないのだ。そのため、予選ラウンドでは、ゴルフ歴の浅いジュニアが出場することも少なくない。ただ、どんなにスコアを叩こうが、最後までプレーできるようにサポートするという。
「実はジュニア・カップの卒業生で、今年の本大会に出場した選手はアマも含めて12人いたんです。プロとして活躍する選手も30人います。長くやってきたからだと思いますが、さらに続けていくことで、もっと人数も増えると思いますし、この大会を目標にしてくれるようになるとうれしいですね」(大会事務局)
この選手もジュニア・カップの“OG”です【大会フォト】
今年は日程の都合上、本大会の2週前に決勝ラウンドが行われたが、例年は本大会の前週に開催するため、コース内にはすでにスタンドや看板が設置されている。ラフの長さも本大会と変わらないため、ちょっとしたトーナメント気分を味わえるわけだ。しかも、LPGAが主催するだけあって、各組に会員が1人ずつスコアラーとして同伴する(決勝ラウンドのみ)という。さらに、ツアーで活躍する競技委員が3人待機し、ルールなど競技に問題が出たときは、素早く対処する。ただ、どのクラスもパー72で行われるものの、適正なヤーデージを設定し、ローカルルールをつくることで、特に大きな問題は出ないという。
以上の話だけだと、単にゴルフのうまいジュニアを育てるのが目的のように感じるかもしれないが、実際は違う。スタジオアリスには、子どもとその家族に携わる企業として、子どもの夢や目標を応援したいという理念があり、LPGAには、単に技術だけを高めるのではなく、人間形成の場としての狙いがあるのだ。そのため、ラウンド後は、エチケットやマナーなど、同伴したスコアラーが気づいたことをアドバイスする時間を設けている。
ジュニアにしてみれば、プロのトーナメントを開催するコースでプレーできるうえに、優勝すると、本大会の表彰式でプロと一緒に表彰されるのだから、いい思い出になるのは間違いない。今年で12回目を迎えたが、クラスによっては出場希望者が定員をオーバーするなど、高い人気を誇る。その場合は抽選によって出場者を決めるところが面白い。唯一シードされるのは、前年度の大会優勝者だけで、ジュニアゴルファーとしての実績は一切関係ないのだ。そのため、予選ラウンドでは、ゴルフ歴の浅いジュニアが出場することも少なくない。ただ、どんなにスコアを叩こうが、最後までプレーできるようにサポートするという。
「実はジュニア・カップの卒業生で、今年の本大会に出場した選手はアマも含めて12人いたんです。プロとして活躍する選手も30人います。長くやってきたからだと思いますが、さらに続けていくことで、もっと人数も増えると思いますし、この大会を目標にしてくれるようになるとうれしいですね」(大会事務局)