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令和初! 父親の前で初! プレーオフでも初! 勝みなみが初ものづくしのV

令和初! 父親の前で初! プレーオフでも初! 勝みなみが初ものづくしのV

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2019年5月5日 20時42分

外せば優勝を逃す正規の18番のバーディパット、2オンを狙ったプレーオフの2打目。しびれる場面でも「この一打が特別というわけではなく、全てが同じように大切。余計なことを考えず、ただ、今のゴルフに集中する」と考えたことで、いつも通りのルーティン、いつも通りのプレーができた。

力みも焦りも動揺も一切無かった。むしろその状況が楽しくすらあった。「2オンを狙ったショットも池がかかる場面でしたが、この一打をどう打とうかという好奇心の方が勝っていた。そうやって楽しめたことが優勝につながった。“今、ここ、自分”ができていました」と平常心で賞金女王にも輝いた実力者を退けた。

『今、ここ、自分』という言葉は、昨オフから通っているメンタルコーチから言われた言葉だ。最初はメンタルがプレーにつながるとは考えず、「興味本位」で通い始めたがみるみる引き込まれた。「メンタル1つで内容が変わる。練習ラウンドから意識することで質が大きく変わる」と今ではしっかりと実戦している。その結果が優勝として表れた。

また、この日は父・秀樹さんの前で初めて優勝を見せることができた。父が観戦に来るのは今季3試合目だが、ここまで思ったほどいいプレーを見せられていなかった。いい位置につけての最終日。父の前で良い姿を見せようと力が入ってもおかしくない状況だが、ここでも『今、ここ、自分』が生きた。「父は(鹿児島県の)与論島に5年単身赴任していて、中々プレーを見てもらう機会がなかった。最終組でかっこいいところを見せられなかったのは残念ですが、勝つことができてよかった」と胸を張った。

これで新元号最初の女王として名を刻んだ。「あまり意識していませんでしたが、令和で良いスタートが切れたのはうれしいですね。優勝できて本当に光栄です」と新たな記録に笑みがこぼれる。

「今年の目標は笑顔で楽しく。来週からも楽しんでやりたいです」。次戦は令和初の公式戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」。大舞台でもきっと目の前の一打に集中し、最高の“みなみスマイル”を見せてくれるはずだ。(文・秋田義和)

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