毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する。【パナソニックオープンレディース編】
暗闇の中でも… “みなみスマイル”は明るい【写真】
全員が1番スタートの、いわゆる1ウェイで行われた最終日は、途中会場を局地的に襲った土砂降りの影響で2時間27分もの中断を余儀なくされた。さらにトータル12アンダーで並んだ勝みなみと全美貞(韓国)によるプレーオフまで決着がもつれこんだこともあり、長時間の激闘に。競技が終わったのは夕暮れも過ぎようとした頃だった。
大会を撮影した鈴木祥カメラマンが選んだのは、そんな最終日を象徴する1枚だった。このシーンは表彰式のもの。暗闇のなか、優勝した勝がトロフィーを掲げている姿が、どれほど遅くまで試合が行われていたかを見るものに伝える。そして「海外メジャーでは経験したことはありますが、日本では珍しい」という夜の表彰式を撮影するなかで、鈴木カメラマンに“遊び心”が芽生えたいう。
「普通は暗いところで撮影する時は、当然ストロボなどで、少しでも明るくする工夫を施します。でもこの時は、どれほどの暗闇のなかで表彰式が行われたのかを伝えたかった。そこで後ろのモニターの明るさだけを利用して撮影してみました。ちなみに勝選手の前の光は、他の報道陣がたいたストロボなんです」
こうして、この“暗闇表彰式”の様子が表現された。逆に考えると、後ろのモニターの光だけで、これほどまで勝が浮かび上がるというのもなかなかのもの。「きっとパナソニックさんのLEDは相当に明るいんでしょうね(笑)」。“宣伝効果”もバッチリの1枚となった?
暗闇の中でも… “みなみスマイル”は明るい【写真】
全員が1番スタートの、いわゆる1ウェイで行われた最終日は、途中会場を局地的に襲った土砂降りの影響で2時間27分もの中断を余儀なくされた。さらにトータル12アンダーで並んだ勝みなみと全美貞(韓国)によるプレーオフまで決着がもつれこんだこともあり、長時間の激闘に。競技が終わったのは夕暮れも過ぎようとした頃だった。
大会を撮影した鈴木祥カメラマンが選んだのは、そんな最終日を象徴する1枚だった。このシーンは表彰式のもの。暗闇のなか、優勝した勝がトロフィーを掲げている姿が、どれほど遅くまで試合が行われていたかを見るものに伝える。そして「海外メジャーでは経験したことはありますが、日本では珍しい」という夜の表彰式を撮影するなかで、鈴木カメラマンに“遊び心”が芽生えたいう。
「普通は暗いところで撮影する時は、当然ストロボなどで、少しでも明るくする工夫を施します。でもこの時は、どれほどの暗闇のなかで表彰式が行われたのかを伝えたかった。そこで後ろのモニターの明るさだけを利用して撮影してみました。ちなみに勝選手の前の光は、他の報道陣がたいたストロボなんです」
こうして、この“暗闇表彰式”の様子が表現された。逆に考えると、後ろのモニターの光だけで、これほどまで勝が浮かび上がるというのもなかなかのもの。「きっとパナソニックさんのLEDは相当に明るいんでしょうね(笑)」。“宣伝効果”もバッチリの1枚となった?