ゴルフはメンタルのスポーツとはよく言ったものだが、柏原もその大事さを痛感しているという。そう思うきっかけについて聞かれると、「勝てていないということが、自分のなかで一番のポイント」と答えた。「技術的に足りていない部分もたくさんあるけど、それだけでなく頭や心の部分が足を引っ張っているのではないか、そう思いました」と、自分を見つめなおした。報道される上位選手のコメントに目を通し、優勝する選手の考え方を自らに落とし込むなどして、“足りない何か”を埋めようとしている。
もちろん技術面の追求も怠らない。例えば「100ヤード以内のショットを重点的に練習している」というなかで、先週からウェッジに鉛をつけ、ミスの幅を狭くするための工夫を取り入れるなど試行錯誤を続けている。
「ようやく自分のなかでスタートできたと思います。自分の持ち球を4日間…1年間ずっと打ち続けられるのが強い選手だと思うので、それを目指していきたい」。“大器”と呼ばれ続けた23歳が、しっかりと自分を信じ、最高の結果に向け歩みを進める。(文・間宮輝憲)
もちろん技術面の追求も怠らない。例えば「100ヤード以内のショットを重点的に練習している」というなかで、先週からウェッジに鉛をつけ、ミスの幅を狭くするための工夫を取り入れるなど試行錯誤を続けている。
「ようやく自分のなかでスタートできたと思います。自分の持ち球を4日間…1年間ずっと打ち続けられるのが強い選手だと思うので、それを目指していきたい」。“大器”と呼ばれ続けた23歳が、しっかりと自分を信じ、最高の結果に向け歩みを進める。(文・間宮輝憲)