そんな吉田の指針になっているのが、自室に貼られている“目標シート”。大きな紙を81マスに区切り、その1マス1マスに、今の課題や将来に向け達成すべきことが記されている。中心になるにつれ、より大きな目標が記されているこのシート。今、ど真ん中に書かれているのは『賞金女王』の4文字だ。
その目標をクリアするために必要と考えていることを、隣接するマスに書き、外側にいくにつれ、より目先にある課題になっていくというもの。「内容は毎年更新していきます。クリアしたものや、できていなくても不要と思ったものを見直して、新たなものを追加していきます」。こうやって、プロと戦ってもひけをとらない実力を養ってきた。
今年は、11月にプロテストを控える大事な一年となる。“優勝すればテストを受けずに…”という方法ももちろんあるが、「それができればいいですけど、難しい話だと思っています。まずはプロテストのことを考えて、合格できる位置にいることができれば、その可能性も1%ずつ上がっていくかもしれません」と、まずは現実を見つめる。
首位とはわずか1打差。優勝が見える位置で決勝に進んでも、「プロになるために何が必要で、何が足りないかを考えていきたい」。しっかりと言葉を選んでいる姿は、つい先日高校を卒業したばかりとはとても思えないほどだ。そしてこの大会も「試合のなかでうまくなりたい」というように、上達へのプロセスととらえている。
今月末には海外メジャー「全米女子オープン」を控える吉田に、24歳で米国に行ってから先の“未来設計”について聞いてみた。すると返ってきたのは「まだありません」という答え。19歳がこれから進む道には、無限の可能性が詰まっているようだ。(文・間宮輝憲)
その目標をクリアするために必要と考えていることを、隣接するマスに書き、外側にいくにつれ、より目先にある課題になっていくというもの。「内容は毎年更新していきます。クリアしたものや、できていなくても不要と思ったものを見直して、新たなものを追加していきます」。こうやって、プロと戦ってもひけをとらない実力を養ってきた。
今年は、11月にプロテストを控える大事な一年となる。“優勝すればテストを受けずに…”という方法ももちろんあるが、「それができればいいですけど、難しい話だと思っています。まずはプロテストのことを考えて、合格できる位置にいることができれば、その可能性も1%ずつ上がっていくかもしれません」と、まずは現実を見つめる。
首位とはわずか1打差。優勝が見える位置で決勝に進んでも、「プロになるために何が必要で、何が足りないかを考えていきたい」。しっかりと言葉を選んでいる姿は、つい先日高校を卒業したばかりとはとても思えないほどだ。そしてこの大会も「試合のなかでうまくなりたい」というように、上達へのプロセスととらえている。
今月末には海外メジャー「全米女子オープン」を控える吉田に、24歳で米国に行ってから先の“未来設計”について聞いてみた。すると返ってきたのは「まだありません」という答え。19歳がこれから進む道には、無限の可能性が詰まっているようだ。(文・間宮輝憲)