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全米プロ連覇のケプカも愛用 最強ショットメーカーが「ベスト」と語るアイアン【勝者のギア】

全米プロ連覇のケプカも愛用 最強ショットメーカーが「ベスト」と語るアイアン【勝者のギア】

配信日時:2019年5月20日 17時31分

イ・ミニョンが「ベスト」と信頼を置くアイアンは
イ・ミニョンが「ベスト」と信頼を置くアイアンは (撮影:佐々木啓)
終盤になるにつれ、緊迫の優勝争いが繰り広げられた「ほけんの窓口レディース」。最後に制したのは、2日目に首位に立ったイ・ミニョン(韓国)だった。最終18番で奪ったバーディで、トータル9アンダーで並んでいた上田桃子、申ジエ(韓国)を1打突き放しツアー4勝目。「何も考えられず、ボーッとしています」と、試合後も放心状態が続くほどの激しい戦いだった。

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17年に日本ツアーに参戦したミニョン。同年「ヤマハレディース」で初優勝するなど2勝を挙げて、賞金ランキング2位につけた。昨年は開幕戦を制したが、その後は腰痛の影響などもあり1勝どまり。だが今年も74.40%のパーオン率と、5ptのボールストライキング(トータルドライビング順位とパーオン率順位を合算したもの)といったショットの精度を示すスタッツで1位につけ、その正確無比なショットで、和白でもスコアを伸ばしていった。

そんなツアー屈指のショットメーカーは、今年からクラブ契約フリーに。クラブ選びの自由度が増すなかで、昨年から大きく変わったのが、持ち球の『パワーフェード』の“生命線”とも言えるアイアンだ。今年の開幕戦から、日本未発売モデルのミズノJPX919 TOUR」を使用。「コントロールしやすいし、打感もいい。今まで使ったもののなかでベスト」とベタぼれだ。

「韓国でプレーする友人から勧められて、特に投入にあたっての理由はなかった」と“気軽に”バッグインしたというこのアイアン。現地時間19日に終わったばかりの海外メジャー「全米プロ」で連覇を達成したブルックス・ケプカ(米国)も愛用するモデルで、女子ツアーではほとんど見かけない代物だ。“男勝り”なクラブを自由自在に操るミニョンのショット技術は、さすがの一言に尽きる。

もちろん、国内女子ツアーでミニョンの“代名詞”ともいえる3番アイアンも健在。「私はUTが苦手なので、このドライビングアイアンを使うしかない。(UTを使える)他の選手がうらやましいです」と笑うが、なくてはならない重要なピースであることは言うまでもない。

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