＜明治チョコレートカップ　初日＞◇9日◇札幌国際カントリークラブ島松コース
(6,480ヤード・パー72)

　北海道にある札幌国際カントリークラブ島松コースで開幕した、国内女子ツアー「明治チョコレートカップ」の初日。福嶋晃子が6バーディ・ノーボギーの完璧なゴルフを披露し、6アンダーで単独首位に立った。

　福嶋は5番で2メートルを沈めてバーディを奪うと、9番パー5もバーディとし2アンダーでハーフターン。後半も10番でバーディを奪い12番、13番さらには、18番もバーディとしてホールアウト。｢すごい久しぶりです。いつものパターンだと、前半が良くても後半が悪かったりするので｣と好スタートに笑顔をこぼした。

　好調の要因は「ワールドレディスサロンパスカップ」から使い始めた60度のウェッジ。ドライバーが真っすぐ飛ばないことが多かった分、うまく60度のウェッジを使いこなし、12番パー5では残り94ヤードを3メートルにつけ、続く13番も残り98ヤードを3メートルにつけてバーディを奪った。

　｢バーディ6個のうち、5個は60度のウェッジが貢献してくれました｣。これまではピッチングウェッジのほかに、2本のウェッジだけを入れていた福嶋だったが、3本目を入れたことで｢グリーン周りがラクになりました｣と話す。また、昨年は1勝もできず、今季は｢Tポイントレディス ゴルフトーナメント｣の11位タイが最高位と結果を残せていなかったが、今週からドライバー、アイアンなど1つ1つの動作をチェックをしながら丁寧なプレーを心がけ、好スコアに結びつけた。

　1打差の2位にイム・ウナ(韓国)、4アンダー3位タイに馬場ゆかりら3名、不動裕理、森田理香子、原江里菜らが3アンダーで6位タイグループを形成している。古閑美保はイーブンパー30位タイ、ツアー初優勝の期待がかかるルーキーの藤本麻子は1アンダー20位タイとなっている。