＜宮里藍 サントリーレディス 2日目◇14日◇六甲国際ゴルフ倶楽部（兵庫県）◇6511ヤード・パー72＞

父の日を前に、両親に感謝！2日目のベストスコア「66」をマークした永峰咲希が、初日の35位タイから一気に3位タイに浮上。この好スコアは、一番身近なアマチュアゴルファーからのアドバイスが効いたものだった。

この日もスタートハウスで選手たちを迎えた宮里藍

今季ここまでの最高成績が、開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」の17位タイ。予選落ちは今大会前までの12試合で3度だが、獲得賞金も約584万円（54位）と永峰にとってなかなか波に乗れないシーズンが過ぎている。だがこの日は、6バーディ・ノーボギー。「焦ってもいいことはないと毎年思うけど、うまくいかないもどかしさや歯がゆさはあった」というウップンを晴らす、会心のラウンドになった。

先週の「ヨネックスレディス」を休んで、地元の宮崎へと帰省。骨休めの一週間だったが、ここで現状を好転させるかもしれないヒントをつかんだ。トレーニングや練習のかたわら、動画で自分のスイングチェックに時間を費やした永峰。これに父・賢一さんも参加し、「あーでもない、こーでもないと言いながら」“議論”を交わした。

すると、父から『左肩』に違和感があると言葉が。永峰自身も、それは動画を見るなかで感じていた部分でもあり、すぐに共感した。「感覚的な話になってしまうんですけど、ショットの時に左に曲がるのを嫌がって、（インパクトからフォロースルーで）左肩が浮くイメージがずっとあったんです」。これを永峰曰く「左右の肩を平らにするイメージで振ったら、うまいこと回るようになった。特にアイアンがいい入り方をするようになりました。ここがよくなると多少ティショットを曲げてもどうにかできるし、助けられましたね」と“特効薬”になったようだ。