さらに、母との何気ない会話にもヒントが隠されていた。永峰が家でパターの練習をしていた時、母・香奈子さんから「ちょっと貸してみて」という言葉が。すると永峰も「うまいねー」というほど、なかなかの“腕前”だった。プロからのお褒めの言葉に気をよくしたのか母は、『左肩を意識して打つんだよパターは』と得意気。他愛のない会話のように聞こえるが、永峰にとってはこれが「意外とよかった(笑)」とハッとさせられるものだった。
「母は左側の壁を意識して打っているらしいんですけど、それも一理あるなと。右手ばかりに意識がいってしまったので、今週は左手リードでインパクトしようって、しれっと取り入れました(笑)」。そして、ビッグスコアが生まれた。
ちなみに、香奈子さんの証言によると、夫婦のベストスコアは賢一さんが「85〜86」、自身は「90台前半」。もちろんともにアマチュアゴルファーで、香奈子さんは「娘と一緒にゴルフを始めて、最初の2年位はすごくやったんですけど、今はたまに…」というレベルだ。だが両親からの“愛情のこもった助言”は、「今年一番スカッとするラウンド」に大いに役立った。
「今日のラウンドを残り2日に生かせればいいし、来週、再来週にもつなげたい。上に置いて行かれないに頑張ります」。大会最終日の16日は、父の日でもある。親子で一緒につかんだ「66」を無駄にせず、最高の“恩返し”の日にしたい。(文・間宮輝憲)
「母は左側の壁を意識して打っているらしいんですけど、それも一理あるなと。右手ばかりに意識がいってしまったので、今週は左手リードでインパクトしようって、しれっと取り入れました(笑)」。そして、ビッグスコアが生まれた。
ちなみに、香奈子さんの証言によると、夫婦のベストスコアは賢一さんが「85〜86」、自身は「90台前半」。もちろんともにアマチュアゴルファーで、香奈子さんは「娘と一緒にゴルフを始めて、最初の2年位はすごくやったんですけど、今はたまに…」というレベルだ。だが両親からの“愛情のこもった助言”は、「今年一番スカッとするラウンド」に大いに役立った。
「今日のラウンドを残り2日に生かせればいいし、来週、再来週にもつなげたい。上に置いて行かれないに頑張ります」。大会最終日の16日は、父の日でもある。親子で一緒につかんだ「66」を無駄にせず、最高の“恩返し”の日にしたい。(文・間宮輝憲)