<アース・モンダミンカップ 事前情報◇21日◇カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)◇6650 ヤード・パー72>
直近4試合で3度のトップ3をマークする好調の佐久間朱莉。あと一歩という試合が続くなか、22日開幕の「アース・モンダミンカップ」に照準を合わせる佐久間がツアー初優勝を虎視眈々と狙う。
佐久間朱莉が優勝宣言! 自信を持って語る今季好調の要因とは?
今季16試合に出場し、予選落ちは一度だけと好調の佐久間朱莉にその理由を聞いた。
配信日時:2023年6月21日 06時30分
<アース・モンダミンカップ 事前情報◇21日◇カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)◇6650 ヤード・パー72>
直近4試合で3度のトップ3をマークする好調の佐久間朱莉。あと一歩という試合が続くなか、22日開幕の「アース・モンダミンカップ」に照準を合わせる佐久間がツアー初優勝を虎視眈々と狙う。
好調の理由について「アイアンのライ角を調整したこと」と語る佐久間。「今まではミスの幅が結構大きかった。インパクトのときにヒールから地面に当たって、ヘッドが返るショットが多くて」と、納得のいかないショットが続いていたと話す。しかし、今年の4月にライ角を1度~2度フラットに調整したことにより、「そういったミスが本当になくなって、今は自分のショットの精度だなという感じです」と、自信をみせる。
また、以前課題に挙げていたグリーン周りの精度に関しても、「パッティングが少しずつ入ってくれている。まだまだなんですけど、マシになってきたかな」と感じており、アプローチに関しては「引き出しが増えた」と話した。
「結構ざっくりのミスが多くて、ウェッジを開いて使うことを怖がっていたんですけど」と、アマチュアでもよくある悩みを抱えていたという。しかし、師匠・ジャンボ尾崎を含めた周囲からのアドバイスもあり「自分が思っていた以上に(フェースを)開いて使えるんだな」と佐久間。新たな技術を身に付けたことでグリーン周りでの不安も解消しつつある。実際に練習ラウンドでも、ウェッジを開いてピンそばにつけるアプローチを披露していた。
今大会では各選手が口をそろえて「ラフが長い」という印象を持っているが、佐久間もその一人。「ラフになるべく入れないように。入れてしまってもセーフティにショットしてラフtoラフは避けるようにしたい」と語る。また、「同じラフでも、左右で深いほうとまだマシなほうがあるので、きちんと考えながらショットしたい」と、練習ラウンドを踏まえ対策は万全のようだ。
「まずは初日から出遅れないように、自分のリズムで回りたいっていうのと、最終日にいい位置、せめてトップと4打差くらいで迎えたい」と、すでに最終日を見据える発言。そこに油断や慢心はない。「まだ山下(美夢有)さんとは全然違うなと。アプローチならあともう少し寄せる技術だったり、パターであと一つ入れるところだったり、そういうところを積み重ねていけたら」と、今季ツアー4勝を挙げ、メルセデスランキングでもトップを独走する女王・山下と、自身の技術の比較を口にした佐久間。一打でもスコアを縮めるため不断の努力が続く。
最後には「優勝します!」と笑顔で宣言したその表情には、決意に満ちた強い思いが表れていた。悲願の初優勝へ向けた佐久間の戦いが明日から始まる。(文・杉本夏希)
この記事のタグ
記事に関連するリーダーボード
関連記事
アース・モンダミンカップ
アース・モンダミンカップのニュース
- 申ジエ 最終R前にパターを3グラム鉛調整「重くて力が入っていた」【勝者のギア】
- ツアー本格参戦2年目にして、岩井明愛は生涯獲得賞金1億円超え! その背中を押す申ジエの懐の深さに感動
- 岩井明愛はPOで悔しくも清々しい惜敗に涙 「ジエさんには悩みを聞いてもらっていた」
- パターグリップ“二刀流”で笠りつ子が4位フィニッシュ「構えたときの感覚で決める」
- 永久シードまであと2勝! 申ジエが3億円大会で貫録の逆転V
JLPGAツアー 週間アクセスランキング
ツアー別に見る
全ツアーTOP | JLPGA (国内女子) |
JGTO (国内男子) | LPGA (米国女子) |
PGA (米国男子) | DP World (欧州男子) |
Asian | LIV GOLF |
ステップアップ | ネクストヒロイン |
PGAシニア | ABEMA |
アマチュア・他 | LADY GO CUP |