また、フェアウェイが絞られていてグリーンが小さいことから、ショットメーカーばかりが優勝者に名を連ねる。優勝年のパーオン率で見ると、1位の李知姫(韓国)や3位のテレサをはじめ、ジエ、全美貞(韓国)らが同部門のトップ10に名を連ねている。
■小さなグリーンは覚醒したショットメーカーの出番(記者A)
過去5年の優勝者は鈴木、テレサ、ジエ(3回)の3人。いずれもトップ選手のため、同年のスタッツ平均は非常に高い。平均バーディ数、パーセーブ率は全員トップ5以内と攻守にスキが無く、平均パット数(パーオンホール)も5人(ジエは各年)ともトップ5以内。パーオン率も14年のジエ、18年の鈴木を除く3人がトップ5以内に名を連ねた。また、14年のジエを除けば全員今大会までにすでに1勝以上挙げており、調子の良さも求められる。
優勝候補を挙げるとすれば、14年から3連覇を達成、昨年大会も2位タイと日本ツアー本格参戦以後5年連続でトップ10に入っているジエとなるだろう。得意なコースを狙い打つタイプで、袖ヶ浦カンツリークラブとの相性は言わずもがな。今大会の副賞は冷凍食品1年分となっており、これをジエは優勝のたびに、宮崎県の児童福祉施設に寄付していた。それが3年続いたため、施設の子どもたちは“毎年もらえるもの”と思っていたという逸話もあるほどだ。ここ2年連続で渡せなかったことはジエ本人が一番悔しかったはず。モチベーションは高い。
とはいえ、ジエは先週の「サントリーレディス」を右手指痛のため棄権し、状態に不安が残る。とくればそのサントリーを制し、ディフェンディングチャンピオンの鈴木愛が有力になるが、こちらも左足首を痛めている。サスペンデッドの影響で、サントリー最終日に消化した27ホールは、相当こたえているはずである。
これらを踏まえたうえで改めて考えると、今年パターをピンからマレットに替えたことで、平均パット数が向上した“ツアー最強ショットメーカー”イ・ミニョン(韓国)を推したい。
■小さなグリーンは覚醒したショットメーカーの出番(記者A)
過去5年の優勝者は鈴木、テレサ、ジエ(3回)の3人。いずれもトップ選手のため、同年のスタッツ平均は非常に高い。平均バーディ数、パーセーブ率は全員トップ5以内と攻守にスキが無く、平均パット数(パーオンホール)も5人(ジエは各年)ともトップ5以内。パーオン率も14年のジエ、18年の鈴木を除く3人がトップ5以内に名を連ねた。また、14年のジエを除けば全員今大会までにすでに1勝以上挙げており、調子の良さも求められる。
優勝候補を挙げるとすれば、14年から3連覇を達成、昨年大会も2位タイと日本ツアー本格参戦以後5年連続でトップ10に入っているジエとなるだろう。得意なコースを狙い打つタイプで、袖ヶ浦カンツリークラブとの相性は言わずもがな。今大会の副賞は冷凍食品1年分となっており、これをジエは優勝のたびに、宮崎県の児童福祉施設に寄付していた。それが3年続いたため、施設の子どもたちは“毎年もらえるもの”と思っていたという逸話もあるほどだ。ここ2年連続で渡せなかったことはジエ本人が一番悔しかったはず。モチベーションは高い。
とはいえ、ジエは先週の「サントリーレディス」を右手指痛のため棄権し、状態に不安が残る。とくればそのサントリーを制し、ディフェンディングチャンピオンの鈴木愛が有力になるが、こちらも左足首を痛めている。サスペンデッドの影響で、サントリー最終日に消化した27ホールは、相当こたえているはずである。
これらを踏まえたうえで改めて考えると、今年パターをピンからマレットに替えたことで、平均パット数が向上した“ツアー最強ショットメーカー”イ・ミニョン(韓国)を推したい。