毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する。【KKT杯バンテリンレディスオープン編】
着物にスーツにドレス姿…ゴルフウェアを脱ぐとこんなに違う!【フォトギャラリー】
ツアー初優勝を目指して2打差の5位タイからスタートした原英莉花は、序盤からエンジン全開。「迷いがない」という好調のショットを武器に3バーディを奪い首位タイに浮上した。だが、後半この日最初のボギーで歯車が狂うと流れを取り戻せず。17番終了時点でトータル3アンダーに後退した。
だが、簡単に終わらないのが次世代のスーパースター。上がりの18番(パー5)でティショットをピンまで残り160ヤードの位置まで運ぶと、2打目は7番アイアンで2オン成功。7mのパッティングを沈めてイーグルを奪い、熊本のギャラリーの大歓声を引き出した。
最後に飛び出した一番大きいガッツポーズを撮影した米山聡明カメラマンは、このプレーに原の師匠であるジャンボ尾崎の面影を見たという。
「パー5の2オンはゴルフの醍醐味の一つだと思っています。特に熊本空港CCの18番は、グリーンの手前に池があるため、絶対的なキャリーがなければ狙えないホールです。それを原選手はミドルアイアンを握り、高い球で乗せてきました。その姿はまるでコースをねじ伏せるかのよう。こういった豪快なゴルフは、ジャンボさんのDNAではないですが、“ジャンボイズム”を感じさせるには十分すぎるほどでした」(米山カメラマン)
着物にスーツにドレス姿…ゴルフウェアを脱ぐとこんなに違う!【フォトギャラリー】
ツアー初優勝を目指して2打差の5位タイからスタートした原英莉花は、序盤からエンジン全開。「迷いがない」という好調のショットを武器に3バーディを奪い首位タイに浮上した。だが、後半この日最初のボギーで歯車が狂うと流れを取り戻せず。17番終了時点でトータル3アンダーに後退した。
だが、簡単に終わらないのが次世代のスーパースター。上がりの18番(パー5)でティショットをピンまで残り160ヤードの位置まで運ぶと、2打目は7番アイアンで2オン成功。7mのパッティングを沈めてイーグルを奪い、熊本のギャラリーの大歓声を引き出した。
最後に飛び出した一番大きいガッツポーズを撮影した米山聡明カメラマンは、このプレーに原の師匠であるジャンボ尾崎の面影を見たという。
「パー5の2オンはゴルフの醍醐味の一つだと思っています。特に熊本空港CCの18番は、グリーンの手前に池があるため、絶対的なキャリーがなければ狙えないホールです。それを原選手はミドルアイアンを握り、高い球で乗せてきました。その姿はまるでコースをねじ伏せるかのよう。こういった豪快なゴルフは、ジャンボさんのDNAではないですが、“ジャンボイズム”を感じさせるには十分すぎるほどでした」(米山カメラマン)