<ニチレイレディス 最終日◇23日◇袖ヶ浦カンツリークラブ・新袖コース(千葉県)◇6548ヤード・パー72>
あらためて鈴木愛の強さが際立った3日間だった。前週の「宮里藍 サントリーレディス」では、左足首痛を抱えながらも最終日に27ホールを戦い、優勝を手にしたが、その代償は小さくなかった。大会翌日に検査にいくと、「骨と骨の間が詰まり、炎症を起こしているといわれました」と鈴木。トレーナーのマッサージを受けたり、練習量を減らすことで、なんとか初日を迎えられたという。ただ、そんな状況にもかかわらず、2日目を終えた時点で首位と2打差の3位タイにつけるところが、鈴木のしぶとさだ。
誇らしげに優勝盾を掲げる鈴木愛【写真】
最終日は、前週優勝争いをした比嘉真美子、そして黄金世代の高橋彩華との争いになったが、スタート前から描いていたゲームプランは崩そうとしなかった。「アウトは無理をせず、ピンの手前に乗せるつもりで攻め、後半のインに入ってから、相手が嫌がるプレーをしようと決めていました」。相手の嫌がる攻めとは、どんどんピンをデッドに狙っていくことだが、当然、その代償もある。たとえば、ピンが左のエッジ近くに立っている場合、グリーン左に外すと、アプローチが難しくなる。ボギーの確率が高くなるのだ。
11番パー3では、まさにその状況だった。ピンが左から3ヤードの位置に立っている。安全に攻めるならグリーン中央だが、「逃げてグリーンに乗せるだけなら優勝はできない。攻める気持ちを大切にしよう」と決め、果敢にピンを狙った。結果的にグリーン左に外し、アプローチもピンを3mオーバーする。しかし、そのパーパットを沈めたことで、逆に試合の流れを引き寄せることができたという。
「後半はバーディチャンスも多かったので、いいゴルフができていたと思います。たとえ入らなくても、我慢していればチャンスがくると信じてラウンドしていました」
あらためて鈴木愛の強さが際立った3日間だった。前週の「宮里藍 サントリーレディス」では、左足首痛を抱えながらも最終日に27ホールを戦い、優勝を手にしたが、その代償は小さくなかった。大会翌日に検査にいくと、「骨と骨の間が詰まり、炎症を起こしているといわれました」と鈴木。トレーナーのマッサージを受けたり、練習量を減らすことで、なんとか初日を迎えられたという。ただ、そんな状況にもかかわらず、2日目を終えた時点で首位と2打差の3位タイにつけるところが、鈴木のしぶとさだ。
誇らしげに優勝盾を掲げる鈴木愛【写真】
最終日は、前週優勝争いをした比嘉真美子、そして黄金世代の高橋彩華との争いになったが、スタート前から描いていたゲームプランは崩そうとしなかった。「アウトは無理をせず、ピンの手前に乗せるつもりで攻め、後半のインに入ってから、相手が嫌がるプレーをしようと決めていました」。相手の嫌がる攻めとは、どんどんピンをデッドに狙っていくことだが、当然、その代償もある。たとえば、ピンが左のエッジ近くに立っている場合、グリーン左に外すと、アプローチが難しくなる。ボギーの確率が高くなるのだ。
11番パー3では、まさにその状況だった。ピンが左から3ヤードの位置に立っている。安全に攻めるならグリーン中央だが、「逃げてグリーンに乗せるだけなら優勝はできない。攻める気持ちを大切にしよう」と決め、果敢にピンを狙った。結果的にグリーン左に外し、アプローチもピンを3mオーバーする。しかし、そのパーパットを沈めたことで、逆に試合の流れを引き寄せることができたという。
「後半はバーディチャンスも多かったので、いいゴルフができていたと思います。たとえ入らなくても、我慢していればチャンスがくると信じてラウンドしていました」