一方、安田と同じ滝川第二高を卒業した後、先週の舞台となった六甲国際ゴルフ倶楽部で、研修生をしながらゴルフの練習に打ち込むという道を選んだのが古江だ。「テストまで期間があるので、自分のペースで練習すると私はダラダラしてしまうと思った」と、練習環境の整ったゴルフ場で働きながら、本番を待つ道を決断。試合がない時には、早朝5時頃に起床し、ハウスキャディとして通常業務を行う。そして、午後3時頃から日没まで練習で汗を流す、という生活を送っている。
古江も、卒業後の選択肢として大学進学を視野に入れたこともある。昨年のステップ・アップ・ツアー「京都レディース」では、現在日体大に通いながらプロとしてツアーに出場する河本結に相談したことも。大学の試合などによっては、今年のテストを受けられない可能性が出てくることを知った古江は、「1週間」迷ったすえに、「海外の強い選手や、一学年下の選手も出るので厳しいテストになりそうだけど、『逃げちゃダメ!』と思いました」と、すぐにテストを受けられる研修生の道を選んだ。
アマチュアランキング2位の西村と、同7位の佐渡山は、ともに1次からの挑戦で、「ゴルフに打ち込みたい」という理由から、いうなればフリーともいえる立場を選んだ。西村はゴルフアカデミー中島、佐渡山はエナジックゴルフアカデミーとそれぞれがゴルフを習う拠点で練習を積む。「研修生も考えましたが、練習時間が制約されてしまう」(西村)、「大学はプロになった後でも行けると思ったし、思い通りの練習時間を確保したかった」(佐渡山)。このように自分のペースで調整を続ける選手もいる。
そもそも、なぜこのような日程変更が行われたのか?それは、日程とともに変更された参加資格年齢の引き下げの影響が大きい。昨年までは『プロテスト開催年度4月1日時点で満18歳以上』だった年齢制限が、今年から『プロテスト開催年度4月2日時点で満17歳以上』となった。これにより、現在の高校3年生もテストを受けることが可能となった。
日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の広報担当に話を聞くと、「プロテストを選手達にとっての就職試験だと考えると、高校卒業前に受けたほうがいいだろうという考えから、引き下げが決まりました。これならば、もし落ちた場合でも、その後に大学進学などを考えることもできます」とその理由を説明。ほかの同級生と同じように、桜咲く季節に、新たな門出が迎えられるような配慮ともいえる。
そんな意図もあり、『7月は、高校生の夏休みと重なり、ゴルフの大会と重なってしまう。3年生が最後の大会に出場ができなくなるケースが考えられる』、『高校生の就職試験が秋口にあるため、テストもその日程に合わせた』という事情が日程を動かした理由にあるとLPGAは説明。他にも『テスト合格者には、1年間のステップ・アップ・ツアー出場権が与えられるが、この時期にテストを開催することで“翌年の初戦から最終戦まで”と、その権利期間が分かりやすくなる』というのも大きな理由として挙げられたが、 “就職”という観点から「在学中に…」という考え方は色濃いようだ。
古江も、卒業後の選択肢として大学進学を視野に入れたこともある。昨年のステップ・アップ・ツアー「京都レディース」では、現在日体大に通いながらプロとしてツアーに出場する河本結に相談したことも。大学の試合などによっては、今年のテストを受けられない可能性が出てくることを知った古江は、「1週間」迷ったすえに、「海外の強い選手や、一学年下の選手も出るので厳しいテストになりそうだけど、『逃げちゃダメ!』と思いました」と、すぐにテストを受けられる研修生の道を選んだ。
アマチュアランキング2位の西村と、同7位の佐渡山は、ともに1次からの挑戦で、「ゴルフに打ち込みたい」という理由から、いうなればフリーともいえる立場を選んだ。西村はゴルフアカデミー中島、佐渡山はエナジックゴルフアカデミーとそれぞれがゴルフを習う拠点で練習を積む。「研修生も考えましたが、練習時間が制約されてしまう」(西村)、「大学はプロになった後でも行けると思ったし、思い通りの練習時間を確保したかった」(佐渡山)。このように自分のペースで調整を続ける選手もいる。
そもそも、なぜこのような日程変更が行われたのか?それは、日程とともに変更された参加資格年齢の引き下げの影響が大きい。昨年までは『プロテスト開催年度4月1日時点で満18歳以上』だった年齢制限が、今年から『プロテスト開催年度4月2日時点で満17歳以上』となった。これにより、現在の高校3年生もテストを受けることが可能となった。
日本女子プロゴルフ協会(LPGA)の広報担当に話を聞くと、「プロテストを選手達にとっての就職試験だと考えると、高校卒業前に受けたほうがいいだろうという考えから、引き下げが決まりました。これならば、もし落ちた場合でも、その後に大学進学などを考えることもできます」とその理由を説明。ほかの同級生と同じように、桜咲く季節に、新たな門出が迎えられるような配慮ともいえる。
そんな意図もあり、『7月は、高校生の夏休みと重なり、ゴルフの大会と重なってしまう。3年生が最後の大会に出場ができなくなるケースが考えられる』、『高校生の就職試験が秋口にあるため、テストもその日程に合わせた』という事情が日程を動かした理由にあるとLPGAは説明。他にも『テスト合格者には、1年間のステップ・アップ・ツアー出場権が与えられるが、この時期にテストを開催することで“翌年の初戦から最終戦まで”と、その権利期間が分かりやすくなる』というのも大きな理由として挙げられたが、 “就職”という観点から「在学中に…」という考え方は色濃いようだ。