「5番アイアンを入れているAPEXは今年のモデルですが、6番以下のモデル(APEX pro)よりも球が上がるんです。proだと上がらないし、無理に上げようとすると右に出ていったりする。なので、5番アイアンはAPEXです。でも、6番以降は『APEX』だと飛び過ぎちゃう。だから『APEX pro』にしている」(テレサ)
確かにジョン・ラーム(スペイン)ら米ツアーの選手が、3番などのロングアイアンだけ優しいモデルに替えるというのはよく見る。だが、5番と6番というパー3のティショットだけでなく、ピンを攻めるセカンドショットでも多用する番手のモデルが違うというのは、飛距離の階段や感覚の部分で難しい部分もあるのではないか。だが、プロコーチ&クラブフィッターの筒康博氏は「こういったセッティングにするメリットは非常に多い」という。
「アイアンセットと言っても、番手毎にプレーヤーにとっての使い勝手や理想の弾道は異なります。フルショットする7番に比べて、PWではスリークォーターにしたい…などです。もちろん、メーカーもターゲットユーザーを想定してクラブ作りを行っていますが、より自分仕様のアイアンセットを作りあげる上では、2〜3モデルをコンビネーションする方法も大いにアリです」とテレサのようなコンビネーションのメリットを話す筒。
逆に注意点としては、同じ流れで打てるモデルを選ぶこと。「現代では5番アイアンは、ロングアイアンとも言えます。ストロングロフト化の影響で、打ち出し角と高さ・スピンがイメージ通りに出せるモデル選びがポイントになります。フェースの長さが大きく異なるモデルや、振り心地がマッチしていない場合は、かえってその番手だけエッジが立ちすぎるので違和感が生じます」。テレサの『APEX』、『APEX pro』とまではいかなくても、同じメーカーのものを使用するなど、モデルが変わっても同じような流れを作ることが肝要だ。
これだけUTが増えた現在だが、ロングアイアンを入れるメリットも少なくない。「UTのようにフェース面にバルジ(丸み)がないため、アイアンのように方向性をしっかり出しやすいメリットがあります。スイートエリアの大きい『APEX』はUTばりにミスヒットに強い上、『APEX pro』同様の操作性と抜けの良さがあります」とモデルによってはUTとアイアンのいいとこどりができる場合も。
テレサのようなセッティングをオススメしたいのは、UTとアイアンで大きく飛距離の差が出てしまう人。「近年の飛距離性能が進化したUTでは、性能が出すぎてしまいアイアンとの飛距離ピッチがうまくいかない場合もあります。気に入ったUTモデルでロフトの多いものがない場合や、気に入ったアイアンセットの『寛容性』や『ミスヒット時の方向性』をもっと改善したい人には『やさしい単品アイアン』はぴったりだと思います」。
確かにジョン・ラーム(スペイン)ら米ツアーの選手が、3番などのロングアイアンだけ優しいモデルに替えるというのはよく見る。だが、5番と6番というパー3のティショットだけでなく、ピンを攻めるセカンドショットでも多用する番手のモデルが違うというのは、飛距離の階段や感覚の部分で難しい部分もあるのではないか。だが、プロコーチ&クラブフィッターの筒康博氏は「こういったセッティングにするメリットは非常に多い」という。
「アイアンセットと言っても、番手毎にプレーヤーにとっての使い勝手や理想の弾道は異なります。フルショットする7番に比べて、PWではスリークォーターにしたい…などです。もちろん、メーカーもターゲットユーザーを想定してクラブ作りを行っていますが、より自分仕様のアイアンセットを作りあげる上では、2〜3モデルをコンビネーションする方法も大いにアリです」とテレサのようなコンビネーションのメリットを話す筒。
逆に注意点としては、同じ流れで打てるモデルを選ぶこと。「現代では5番アイアンは、ロングアイアンとも言えます。ストロングロフト化の影響で、打ち出し角と高さ・スピンがイメージ通りに出せるモデル選びがポイントになります。フェースの長さが大きく異なるモデルや、振り心地がマッチしていない場合は、かえってその番手だけエッジが立ちすぎるので違和感が生じます」。テレサの『APEX』、『APEX pro』とまではいかなくても、同じメーカーのものを使用するなど、モデルが変わっても同じような流れを作ることが肝要だ。
これだけUTが増えた現在だが、ロングアイアンを入れるメリットも少なくない。「UTのようにフェース面にバルジ(丸み)がないため、アイアンのように方向性をしっかり出しやすいメリットがあります。スイートエリアの大きい『APEX』はUTばりにミスヒットに強い上、『APEX pro』同様の操作性と抜けの良さがあります」とモデルによってはUTとアイアンのいいとこどりができる場合も。
テレサのようなセッティングをオススメしたいのは、UTとアイアンで大きく飛距離の差が出てしまう人。「近年の飛距離性能が進化したUTでは、性能が出すぎてしまいアイアンとの飛距離ピッチがうまくいかない場合もあります。気に入ったUTモデルでロフトの多いものがない場合や、気に入ったアイアンセットの『寛容性』や『ミスヒット時の方向性』をもっと改善したい人には『やさしい単品アイアン』はぴったりだと思います」。