開幕戦の「ダイキンオーキッドレディス」で3日目の9位タイから、最終日に「69」をマークしての2位タイや、「KKT杯バンテリンレディス」(2日目22位タイ→最終日4位タイ)など、ラスト18ホールでチャージを見せる試合が多い。第4ラウンド平均ストロークは「71.2500」の8位。3日間競技を含めた最終ラウンド平均ストロークも「71.2163」13位と上位につけており、その印象は数字にも表れている。
これについて穴井本人も「去年以上に最終日に集中してできています。アメリカでゴルフをやっていたときのコーチに『昨日よりも何か良くしなさい』と言われてきましたが、今年はその気持ちが強くなっています」と、メンタル面での変化を語る。そして2季ぶりの優勝まであと一歩という現状につなげている。
■穴井をよく知る辻村氏が語る“脅威のパワー”
辻村氏と穴井は、10年ほど前に同じ江連忠ゴルフアカデミーでゴルフの腕を磨いた“同門”。穴井のキャディを辻村氏が務めたこともあるほど関係が深く、その当時から持つ「日本の女子ゴルファーのなかで、一番体が強いというのは断言できますね」という印象は今も変わらない。「軽々と懸垂を繰り返していた」と辻村氏が振り返るそのフィジカルが、今でも試合を滅多に休むことない“鉄人”の礎になっている。「肉体的、精神的にタフ。これはプロである以上必要なことですね」。こう絶賛する。
そして、その体の強さはプレー面でも当然生かされている。その一つが「ラフからのショット」だと辻村氏は言う。ドライビングディスタンスは「257.83ヤード」で現在1位と、その飛ばし屋ぶりは衰えを知らない。しかし、フェアウェイキープ率は「54.0%」の96位と、多くの飛ばし屋がそうであるように、素直に真っ直ぐ飛んでいく、というわけではない。
だがパーオン率は「71.4%」で9位と、高水準をキープしている。ここに、穴井の強さが見えてくる。「ラフに入った時、普通の選手が打つのに困るような位置でも、浅いラフと言わんばかりに軽々と打ちます。ラフでパワー負けしない。もちろんフェアウェイキープ率は高いに越したことはないですが、穴井選手は、そこは気にしていない。その分フライヤーの計算や、芝の切り方がうまい。距離がある分、短い番手で打てるのはもちろんですが、ラフの経験値も高いですね」と辻村氏。さらに、穴井のパワーが分かるこんなエピソードも教えてくれた。
これについて穴井本人も「去年以上に最終日に集中してできています。アメリカでゴルフをやっていたときのコーチに『昨日よりも何か良くしなさい』と言われてきましたが、今年はその気持ちが強くなっています」と、メンタル面での変化を語る。そして2季ぶりの優勝まであと一歩という現状につなげている。
■穴井をよく知る辻村氏が語る“脅威のパワー”
辻村氏と穴井は、10年ほど前に同じ江連忠ゴルフアカデミーでゴルフの腕を磨いた“同門”。穴井のキャディを辻村氏が務めたこともあるほど関係が深く、その当時から持つ「日本の女子ゴルファーのなかで、一番体が強いというのは断言できますね」という印象は今も変わらない。「軽々と懸垂を繰り返していた」と辻村氏が振り返るそのフィジカルが、今でも試合を滅多に休むことない“鉄人”の礎になっている。「肉体的、精神的にタフ。これはプロである以上必要なことですね」。こう絶賛する。
そして、その体の強さはプレー面でも当然生かされている。その一つが「ラフからのショット」だと辻村氏は言う。ドライビングディスタンスは「257.83ヤード」で現在1位と、その飛ばし屋ぶりは衰えを知らない。しかし、フェアウェイキープ率は「54.0%」の96位と、多くの飛ばし屋がそうであるように、素直に真っ直ぐ飛んでいく、というわけではない。
だがパーオン率は「71.4%」で9位と、高水準をキープしている。ここに、穴井の強さが見えてくる。「ラフに入った時、普通の選手が打つのに困るような位置でも、浅いラフと言わんばかりに軽々と打ちます。ラフでパワー負けしない。もちろんフェアウェイキープ率は高いに越したことはないですが、穴井選手は、そこは気にしていない。その分フライヤーの計算や、芝の切り方がうまい。距離がある分、短い番手で打てるのはもちろんですが、ラフの経験値も高いですね」と辻村氏。さらに、穴井のパワーが分かるこんなエピソードも教えてくれた。