＜アース・モンダミンカップ 初日◇27日◇カメリアヒルズカントリークラブ（千葉県）◇6620ヤード・パー72＞

国内女子ツアー前半戦の区切りとなる「アース・モンダミンカップ」は初日が終了。今大会終了後には、第1回リランキングが行われ、9月末に行われる第2回までの出場優先順位が決定する。

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昨年の結果なども踏まえると、中盤戦のフル出場権を得るためには、リランキングで40位前後には入っていたいところ。昨年の40位は、獲得賞金320万833円（前田陽子）で、この額がひとつの目安といわれている。では第1ラウンドを終え、“ボーダー突破を目指す”選手はどのような気持ちで明日を迎えるのだろうか。

この日、気を吐いたなかには“獲得賞金0円”で大会を迎えた選手がいる。それが小楠梨紗（QT48位）。2アンダーで首位と3打差の9位タイにつけた。今季8試合の出場で予選通過が“0”と苦しい前半戦を送った小楠は、「半分あきらめています」という気持ちで千葉入り。だが今年から賞金総額2億円（優勝3600万円）に増額された大会を前に、周囲から『（リランキング突破も）あるよ！』という励ましも受け、上位で初日を終えた。単独12位でも賞金額は320万円とあって、圏外からの一撃突破も十分可能。「徐々に状態はよくなっているし、スイング改造もあって、マネジメントができるショットになってきました。明日もやるべきことをやるだけです」。気負わず、しかしこのチャンスを生かしたいところだ。

またQT4位の資格で、前半戦に出場していた大西葵も、1アンダー・16位タイと、明日以降に望みをつなぐ一日を過ごした。地元千葉の大会では、「そのこと（リランキング）しか考えていない」と強い気持ちを持ってプレー。「1.5mのパットを外すなど、もっと伸ばせた」としながらも、強い風が吹く難コンディションのなか、アンダーパーで踏みとどまった。現在リランキング51位（賞金約216万円）につける大西は、「最低でも100万円は稼ぎたいし、その後のことも考えるとトップ10を目指したい」と目標を設定。「何があっても最後まであきらめません！」と決意をにじませた。