「去年は切り返しの時に1度頭が落ちてしまい、それがタイミングを狂わす原因にもなっていましたが、今年はこの動きが小さくなっていますね。どれだけ飛ばせても、やはり最後に大事なのは精度。女子であれだけ強く引っぱたける選手はいないうえに、体の上下、また左右の動きが少なくなりました」と辻村氏。さらに「スイングアークが大きくゆったりしているのに、スイングにキレがありますね」など、長所が次々と辻村氏の口からこぼれてくる。
この力強いスイングの時に、原が一番意識する箇所は「お腹」だという。「パンチを打つ時も、手ではなく、お腹に力を入れますよね。それと同じです」。ジャンボ邸で行うタイヤ引きなどのトレーニングで養ったフィジカルを基礎にし、この意識でパワフルなスイングを生み出している。
■精度を増す100ヤード以内のプレー
もともとドライバーショットは持ち味の一つだが、辻村氏が今季目を見張るのが「100ヤード以内のショットの精度」だ。「飛距離があるからウェッジ勝負になる場面も多いですが、そこでピンにつけられないという場面を昨年はよく見ました。グリーンを外した時のアプローチもそう。でも今年はそれらの精度がよくなりましたね」。リカバリー率を見ても、昨季54.4928%で84位だったものが、今年は60.0%で46位と、データからもそれはうかがえる。
もともと辻村氏は「飛ばし屋といわれる選手のなかでも、原さんはアイアンもうまく、しっかりとダウンブローで打って、球のとらえ方がいい」と評していたが、そこに小技の引き出しも加わりつつある。パーオン率は昨年が72.6190%の6位、今年も71.1111%の10位とツアー屈指のショットメーカーとしての顔も持つが、グリーン周りのレベルアップが今年の安定感を生み出す一つの要因になっている。
原はこれについて、「バンテリン(KKT杯バンテリンレディス)のあたりからフェードを打てるようになって、それが大きいと思います。もともとドローはクセみたいな感じで、意識的にフェードを打てるようになったことで、コントロール幅の計算ができるようになったり、スピン量も安定してきました」と話す。意識的に球筋を作ることが、ショットの精度につながっていると自己分析する。
この力強いスイングの時に、原が一番意識する箇所は「お腹」だという。「パンチを打つ時も、手ではなく、お腹に力を入れますよね。それと同じです」。ジャンボ邸で行うタイヤ引きなどのトレーニングで養ったフィジカルを基礎にし、この意識でパワフルなスイングを生み出している。
■精度を増す100ヤード以内のプレー
もともとドライバーショットは持ち味の一つだが、辻村氏が今季目を見張るのが「100ヤード以内のショットの精度」だ。「飛距離があるからウェッジ勝負になる場面も多いですが、そこでピンにつけられないという場面を昨年はよく見ました。グリーンを外した時のアプローチもそう。でも今年はそれらの精度がよくなりましたね」。リカバリー率を見ても、昨季54.4928%で84位だったものが、今年は60.0%で46位と、データからもそれはうかがえる。
もともと辻村氏は「飛ばし屋といわれる選手のなかでも、原さんはアイアンもうまく、しっかりとダウンブローで打って、球のとらえ方がいい」と評していたが、そこに小技の引き出しも加わりつつある。パーオン率は昨年が72.6190%の6位、今年も71.1111%の10位とツアー屈指のショットメーカーとしての顔も持つが、グリーン周りのレベルアップが今年の安定感を生み出す一つの要因になっている。
原はこれについて、「バンテリン(KKT杯バンテリンレディス)のあたりからフェードを打てるようになって、それが大きいと思います。もともとドローはクセみたいな感じで、意識的にフェードを打てるようになったことで、コントロール幅の計算ができるようになったり、スピン量も安定してきました」と話す。意識的に球筋を作ることが、ショットの精度につながっていると自己分析する。