「アース・モンダミンカップ」を終えて後半戦に突入する国内女子ツアー。前半戦の各スタッツを見ながら振り返っていきたい。

ビューティ大会　スマイル・クイーンのハヌルがこの笑顔【写真】

前半戦を終えて、サンドセーブ率1位に立ったのは柏原明日架。「グリーンサイドのバンカーに入ってから2打かそれより少ない打数でカップインする率」を示す、いわゆる“砂の女王”。バンカーには並々ならぬ思いがある柏原が57.1429％でトップを快走中だ。

「それだけバンカーに入っているということですけどね（笑）」と冗談まじりに前置きするが、「昔はむちゃくちゃ苦手でした。そこで父から『1日砂場にいなさい』といわれて。中学校のとき、（地元宮崎の）フェニックスの練習場のバンカーに1日中いました。1週間くらい泣きながらやっていました」と、クールな印象の柏原ジュニアの猛特訓がいま、花開いている。

「中途半端なところに行くならバンカーのほうがいい。余計に打つようになるからもっとうまくなる」と砂が大好き。「極意は、できるだけ練習すること。本当に感覚だから、1時間でも2時間でも練習したら感覚が変わる。アマチュアの人で多いのは、フェースを開こうと思っても開ききれない人が多い。苦手な人ほど開けない人が多いから、マックスの開きを覚えるといい」とアドバイスを送った。

【前半戦のサンドセーブ率順位】
1位：柏原明日架（57.1429％）
2位：鈴木愛（55.5556％）
3位：青木瀬令奈（54.5455％）
4位：ペ・ヒギョン（54.1667％）
5位：森田遥（53.1250％）
6位：吉本ここね（52.6316％）
7位：三ヶ島かな（51.5152％）
8位：河本結（50.0000％）
9位：イ・ミニョン（48.7179％）
10位：永峰咲希（48.2759％）