この“シード”というのも、自らを奮い立たせるために掲げた目標で、あくまでも『頑張って』手にする少し遠いものだった。開幕戦には出場することができず、初戦は2戦目の「ヨコハマタイヤ PRGRレディス」。だがここで、いきなり豊かな才能の片りんを見せることになる。
2日目を終え、首位と3打差の5位タイにつけた渋野。優勝を争う1人として、懸命のプレーを続けた。最終日は「73」とスコアを落とし、6位タイでのフィニッシュとなったが、それでも“何回か入れれば”と想定していたトップ10にいきなり入る活躍をみせた。
「最終日に(優勝した)鈴木愛さんと回って、『今のままではダメだな』と思いました。プレーを見て、違いを感じさせられた。ショットもアプローチもパットも、全て勝負どころでの強さが違うなと思いました。最初からこの経験ができたのは大きかったなと思います」
もともと同じPINGと用品使用契約を結ぶ鈴木は、渋野にとって普段からお手本にしている選手。特にこの大会で、いつも眺めていた練習中の姿ではなく、優勝争いをする鈴木の姿を目の当たりにしたことが、その後の試合を戦ううえで何物にも代えられない貴重な経験となった。
その後は2試合連続で予選落ちも経験。だがすぐに持ち直し、「ヤマハレディースオープン葛城」27位タイ、「スタジオアリス女子オープン」16位タイときて迎えたのが、渋野が「ここから変わった」と話す「KKT杯バンテリンレディス」だった。
「調子が悪いわけではないのに、いろいろかみ合わなくて…」と、初日「81」の大叩きを喫した渋野。出場108人中3人いた106位タイ、つまり最下位からのスタートを余儀なくされた。だが、これで「ここまで来たらガンガン狙おうって決めました」と開き直ると、2日目にはベストスコアとなる「66」をマーク。カットライン上の50位タイに滑り込み、予選通過を果たした。さらに最終日も「68」で回り、終わってみれば20位タイで大会を終えた。
2日目を終え、首位と3打差の5位タイにつけた渋野。優勝を争う1人として、懸命のプレーを続けた。最終日は「73」とスコアを落とし、6位タイでのフィニッシュとなったが、それでも“何回か入れれば”と想定していたトップ10にいきなり入る活躍をみせた。
「最終日に(優勝した)鈴木愛さんと回って、『今のままではダメだな』と思いました。プレーを見て、違いを感じさせられた。ショットもアプローチもパットも、全て勝負どころでの強さが違うなと思いました。最初からこの経験ができたのは大きかったなと思います」
もともと同じPINGと用品使用契約を結ぶ鈴木は、渋野にとって普段からお手本にしている選手。特にこの大会で、いつも眺めていた練習中の姿ではなく、優勝争いをする鈴木の姿を目の当たりにしたことが、その後の試合を戦ううえで何物にも代えられない貴重な経験となった。
その後は2試合連続で予選落ちも経験。だがすぐに持ち直し、「ヤマハレディースオープン葛城」27位タイ、「スタジオアリス女子オープン」16位タイときて迎えたのが、渋野が「ここから変わった」と話す「KKT杯バンテリンレディス」だった。
「調子が悪いわけではないのに、いろいろかみ合わなくて…」と、初日「81」の大叩きを喫した渋野。出場108人中3人いた106位タイ、つまり最下位からのスタートを余儀なくされた。だが、これで「ここまで来たらガンガン狙おうって決めました」と開き直ると、2日目にはベストスコアとなる「66」をマーク。カットライン上の50位タイに滑り込み、予選通過を果たした。さらに最終日も「68」で回り、終わってみれば20位タイで大会を終えた。