そんな工藤の背中を押してくれたのが、父であり、プロ野球のソフトバンクホークス監督である工藤公康氏。「最近よく話すようになった」というなかで、言われたのが「体が自然に動かなくなっているだけだよ」ということ。そのために「素振りを1000回やれ」というアドバイスを受けた。それからというもの、ゴルフ用のバットを毎日振り続けている。「いい音がするように振る」と繰り返した結果、さらに飛距離がアップ。初日のドライビングディスタンスでは全体7位となる263ヤードを記録するなど、ストロングポイントを遺憾なく発揮している。
「明日も自分のできることをやるだけです。イメージを出してやっていきたい」と最終日に向けて語った工藤。「今日ちょっと左ピンを嫌がってしまった。そこを修正して、その後に体をケア。それでも元気があったら素振りをしたいと思います」。無心に振り続けた先に、光が見えてくる。(文・秋田義和)
「明日も自分のできることをやるだけです。イメージを出してやっていきたい」と最終日に向けて語った工藤。「今日ちょっと左ピンを嫌がってしまった。そこを修正して、その後に体をケア。それでも元気があったら素振りをしたいと思います」。無心に振り続けた先に、光が見えてくる。(文・秋田義和)