この辻村氏の思いに、小祝も全力で応える。次の日から言葉通り雨の日も風の日もクラブを振り続け、下半身をいじめ続けた。一日たりとも休むことはない。その姿勢にコーチとしても頭が下がる思いだという。
「小祝さんの強さは素直さと継続できること。普通の人なら“今日はいいかな…”となる状況でも、決めたことは絶対にやる。だから成長がとてつもなく早いんです。また、よくコーチは“教える上手さ”と言われますが、彼女の場合は“教えられる上手さ”がとてもすごい。こちらが言ったことを真摯に継続するからこちらとしても熱を持って伝えられるし、“下手なことを教えられないぞ”という気持ちになる。そこが小祝さんの魅力であり、強さの一つだと思います」(辻村氏)
たゆまぬ努力の結果、コーチについた当初は39.5m/sと40にも満たなかったヘッドスピードが、今ではマックスで44.1m/sまで成長。ショットの上手さを現すボールストライキングはツアー2位まで上り詰めた。もちろんスイングがよくなったこともあるが、一日も欠かさない素振りと走り込みという荒川流の効果があるのは言うまでもない。
■これまでの優勝争いと違った気持ち 『氣』はこうした部分に表れた
そこまでの努力を続けていても、ずっと手が届いていなかった初優勝。これまでと今大会とでは何が違ったのか。小祝は“勝ちたい”という気持ちだといった。
「辻村プロから勝つには“自分が優勝すると思ってプレーしないとダメ”と言われていました。自分でもそれを目標として頑張れた」。待っていても栄冠には届かない。自らの力でつかみにいったのが勝因だと優勝会見で語った。
「小祝さんの強さは素直さと継続できること。普通の人なら“今日はいいかな…”となる状況でも、決めたことは絶対にやる。だから成長がとてつもなく早いんです。また、よくコーチは“教える上手さ”と言われますが、彼女の場合は“教えられる上手さ”がとてもすごい。こちらが言ったことを真摯に継続するからこちらとしても熱を持って伝えられるし、“下手なことを教えられないぞ”という気持ちになる。そこが小祝さんの魅力であり、強さの一つだと思います」(辻村氏)
たゆまぬ努力の結果、コーチについた当初は39.5m/sと40にも満たなかったヘッドスピードが、今ではマックスで44.1m/sまで成長。ショットの上手さを現すボールストライキングはツアー2位まで上り詰めた。もちろんスイングがよくなったこともあるが、一日も欠かさない素振りと走り込みという荒川流の効果があるのは言うまでもない。
■これまでの優勝争いと違った気持ち 『氣』はこうした部分に表れた
そこまでの努力を続けていても、ずっと手が届いていなかった初優勝。これまでと今大会とでは何が違ったのか。小祝は“勝ちたい”という気持ちだといった。
「辻村プロから勝つには“自分が優勝すると思ってプレーしないとダメ”と言われていました。自分でもそれを目標として頑張れた」。待っていても栄冠には届かない。自らの力でつかみにいったのが勝因だと優勝会見で語った。