前半戦を振り返って、一番学んだことは?と聞いてみた。すると「“狙っていく試合”をしっかりと決めること」という答えが返ってきた。「スケジュール管理の大事さを学びました。レギュラーに上がって、底力、ショット力、スコアメイク力はすごく上がっていると思う。ただ最後は気持ち。それをどうコントロールするかは自分のスケジュール管理、自己管理が大事。一流の選手は、狙った試合でチャンスをものにしている」。それを痛感したのが「アース・モンダミンカップ」だった。
ほけんの窓口以降すべての試合でトップ10入り。さらに、ほとんどの試合で優勝争いに食い込むなど絶好調だった河本の成績を見ると、アースだけ55位タイと大きく落ち込んでいる。この試合は、蓄積した疲労はもちろん、優勝争いが続いたこと、さらにそれによって注目を浴びるプレッシャーでギリギリの状態まで追い込まれていたと明かす。その結果、これまでで初めて「集中できない、気持ちが続かない」というラウンドを体験した。
シーズン序盤のTポイントの時に話を聞いた際、河本はこんな言葉を口にしていた。「体調と相談しながらですが、今は休む週を考えていません」。自らを「挑戦者」といい、試合に多く出ることで、たくさんのことを経験したいと考えていた。だがその思いがたたって、時に疲れを口にする河本の姿も見かけた。
それもあり、今はこう思う。「試合に出ればいいわけでもないし、ただただ全部優勝を狙えばいいわけでもない。これだけ優勝争いが続いたこともなかったので。『優勝できればいいや』くらいのスタイルでいっていたら、アースももっと心穏やかに、臨めていたのかな。“二兎を追うものは一兎をも得ず”というけど、その通り。それを私はしてしまった。すべての試合を全力で戦うのはもちろんですけど、“狙った獲物は逃さない”。こうするべきだと思ったんです」。『試合に出ること』も『優勝すること』も望んできた自分を『この大会で優勝するために、出場試合を考える』自分へとシフトするのが、今後取り組むことだ。
最初に記した自己評価で足らない25点も、「最後に自己管理ができなかったこと」という点を挙げた。後半戦の目標は、「1年間通じて強い選手」になることだ。「自分の持ち味は攻めるゴルフだと思うので、そこは変えずに。もっとギャラリーのみなさんを魅了できるよう、たくさんバーディを獲って、ガンガン攻めていきたいです。これができるように、それなりの準備はしています」。こういい切った。
あと一歩で2勝目に届かない試合も続くが、「次の1勝ができれば、もう1勝できると思う。2勝目が壁だと思うので、ここを乗り越えたいです」と笑顔で前を向く河本。将来の米ツアー参戦を公言する志し高き20歳は、これからもストイックにゴルフを追及していく。
ほけんの窓口以降すべての試合でトップ10入り。さらに、ほとんどの試合で優勝争いに食い込むなど絶好調だった河本の成績を見ると、アースだけ55位タイと大きく落ち込んでいる。この試合は、蓄積した疲労はもちろん、優勝争いが続いたこと、さらにそれによって注目を浴びるプレッシャーでギリギリの状態まで追い込まれていたと明かす。その結果、これまでで初めて「集中できない、気持ちが続かない」というラウンドを体験した。
シーズン序盤のTポイントの時に話を聞いた際、河本はこんな言葉を口にしていた。「体調と相談しながらですが、今は休む週を考えていません」。自らを「挑戦者」といい、試合に多く出ることで、たくさんのことを経験したいと考えていた。だがその思いがたたって、時に疲れを口にする河本の姿も見かけた。
それもあり、今はこう思う。「試合に出ればいいわけでもないし、ただただ全部優勝を狙えばいいわけでもない。これだけ優勝争いが続いたこともなかったので。『優勝できればいいや』くらいのスタイルでいっていたら、アースももっと心穏やかに、臨めていたのかな。“二兎を追うものは一兎をも得ず”というけど、その通り。それを私はしてしまった。すべての試合を全力で戦うのはもちろんですけど、“狙った獲物は逃さない”。こうするべきだと思ったんです」。『試合に出ること』も『優勝すること』も望んできた自分を『この大会で優勝するために、出場試合を考える』自分へとシフトするのが、今後取り組むことだ。
最初に記した自己評価で足らない25点も、「最後に自己管理ができなかったこと」という点を挙げた。後半戦の目標は、「1年間通じて強い選手」になることだ。「自分の持ち味は攻めるゴルフだと思うので、そこは変えずに。もっとギャラリーのみなさんを魅了できるよう、たくさんバーディを獲って、ガンガン攻めていきたいです。これができるように、それなりの準備はしています」。こういい切った。
あと一歩で2勝目に届かない試合も続くが、「次の1勝ができれば、もう1勝できると思う。2勝目が壁だと思うので、ここを乗り越えたいです」と笑顔で前を向く河本。将来の米ツアー参戦を公言する志し高き20歳は、これからもストイックにゴルフを追及していく。