結局、高弾道を打とうとして調子を崩したままでいるよりも、本来の姿であるコントロールショットを磨いたほうがいいと考えた。今大会の最終日は、アイアンショットのすべてをコントロールショットで打ったという。
「自分のゴルフはたとえボギーを叩いてもそれ以上にバーディを奪えばいいというものでした。ところが、ここ最近はバーディを奪えなくなっていたんです。でも、必殺技で勝負するようになり、今大会では4日間で20個のバーディを取れた。それに関しては十分満足しています」
成田には、小さい頃からの夢がある。オリンピック選手になることだ。「小学6年のときに水泳の北島康介さんやソフトボールの上野由岐子さんに憧れて、いつかは自分もあの舞台に立ちたいと思うようになりました。あと、ジュニア時代にナショナルチームに入れず、そのコンプレックスがいまだにあることも大きいですね」。成田にとっては、海外メジャー以上に五輪に出場することは大きなステータスなのだ。
来年開催の東京五輪に出場するには、ワールドランキングを上げなければいけない。そのためには、来年の6月29日までにあと4勝から7勝を自らにノルマとして課している。ほぼ月イチでの勝利となるが、そのための努力は十分しているつもりだ。今回、4日間の長丁場にサスペンデッドなどのアクシデントがあったにもかかわらず、自分のゴルフを最後まで貫き通せた自信は大きい。あとは地道に一歩ずつ結果を残していくだけだ。(文・山西英希)
「自分のゴルフはたとえボギーを叩いてもそれ以上にバーディを奪えばいいというものでした。ところが、ここ最近はバーディを奪えなくなっていたんです。でも、必殺技で勝負するようになり、今大会では4日間で20個のバーディを取れた。それに関しては十分満足しています」
成田には、小さい頃からの夢がある。オリンピック選手になることだ。「小学6年のときに水泳の北島康介さんやソフトボールの上野由岐子さんに憧れて、いつかは自分もあの舞台に立ちたいと思うようになりました。あと、ジュニア時代にナショナルチームに入れず、そのコンプレックスがいまだにあることも大きいですね」。成田にとっては、海外メジャー以上に五輪に出場することは大きなステータスなのだ。
来年開催の東京五輪に出場するには、ワールドランキングを上げなければいけない。そのためには、来年の6月29日までにあと4勝から7勝を自らにノルマとして課している。ほぼ月イチでの勝利となるが、そのための努力は十分しているつもりだ。今回、4日間の長丁場にサスペンデッドなどのアクシデントがあったにもかかわらず、自分のゴルフを最後まで貫き通せた自信は大きい。あとは地道に一歩ずつ結果を残していくだけだ。(文・山西英希)