<大東建託・いい部屋ネットレディス 最終日◇4日◇鳴沢ゴルフ倶楽部(6605ヤード・パー72)>
今やゴルフ界は「全英AIG女子オープン」で優勝を飾った渋野日向子一色だが、同日に「大東建託・いい部屋ネットレディス」を制した成田美寿々に改めて注目したい。結果的に2位の有村智恵、ペ・ソンウ(韓国)を1打差でかわし、トータル11アンダーで優勝した成田。ゴルフの調子自体はけっしてよくなかったにもかかわらず、一時は首位に4人が並ぶ大混戦を制した理由はどこにあったのだろうか。
【写真】相方はいなかったけど…キメたぜ、ヅカポーズ!
まず、今大会が4日間だったこと。“逆転の成田”と呼ばれるほど、成田は逆転勝利が多い。ツアー通算13勝のうち、初日から首位の座を守り通して優勝したのはわずかに1度。それを含めて、最終日を首位でスタートして優勝したのは3回しかない。「追いかけるほうが絶対楽じゃないですか。守るものがないので、攻めるしかありませんからね。仮に追いつけなかったらトップがすごかったねという話」と成田はいうものの、体力的にも精神的にも強くなければ、最終日のインコースでなかなかスコアを伸ばせない。今回もそこでスコアを2つ伸ばし、混戦を抜け出している。今週はサスペンデッドになることが多く、3日目に27ホールを回っていた成田だが、普段からハードな練習をこなしていたせいか、最終日は疲れをまったく感じさせなかった。
父親である俊弘さんによれば、「持久力がついている分、出遅れても大丈夫だという安心感はあります。ただ、トレーニングをやりすぎているところもあったので、本音は適度にやってほしいんですけどね」という。トーナメント最終日を終えた後にもトレーニングを行うときがあるというから、かなりタフになっていることは間違いない。
また、アスリートらしく食事にも気を遣っている。本戦の前日から外食を避け、ホテルの自室で家族と一緒に鍋料理を口にするのが定番だ。鶏肉か豚肉に野菜をメインとした鍋で、夜は炭水化物を一切摂らず、本戦中はアルコールも口にしないという。外食に行かない分、睡眠時間を多くできるので、疲れもとりやすいメリットがある。今回、連日のようにスタートが早かったものの、ベストに近いコンディションで試合に臨むことができた。
今やゴルフ界は「全英AIG女子オープン」で優勝を飾った渋野日向子一色だが、同日に「大東建託・いい部屋ネットレディス」を制した成田美寿々に改めて注目したい。結果的に2位の有村智恵、ペ・ソンウ(韓国)を1打差でかわし、トータル11アンダーで優勝した成田。ゴルフの調子自体はけっしてよくなかったにもかかわらず、一時は首位に4人が並ぶ大混戦を制した理由はどこにあったのだろうか。
【写真】相方はいなかったけど…キメたぜ、ヅカポーズ!
まず、今大会が4日間だったこと。“逆転の成田”と呼ばれるほど、成田は逆転勝利が多い。ツアー通算13勝のうち、初日から首位の座を守り通して優勝したのはわずかに1度。それを含めて、最終日を首位でスタートして優勝したのは3回しかない。「追いかけるほうが絶対楽じゃないですか。守るものがないので、攻めるしかありませんからね。仮に追いつけなかったらトップがすごかったねという話」と成田はいうものの、体力的にも精神的にも強くなければ、最終日のインコースでなかなかスコアを伸ばせない。今回もそこでスコアを2つ伸ばし、混戦を抜け出している。今週はサスペンデッドになることが多く、3日目に27ホールを回っていた成田だが、普段からハードな練習をこなしていたせいか、最終日は疲れをまったく感じさせなかった。
父親である俊弘さんによれば、「持久力がついている分、出遅れても大丈夫だという安心感はあります。ただ、トレーニングをやりすぎているところもあったので、本音は適度にやってほしいんですけどね」という。トーナメント最終日を終えた後にもトレーニングを行うときがあるというから、かなりタフになっていることは間違いない。
また、アスリートらしく食事にも気を遣っている。本戦の前日から外食を避け、ホテルの自室で家族と一緒に鍋料理を口にするのが定番だ。鶏肉か豚肉に野菜をメインとした鍋で、夜は炭水化物を一切摂らず、本戦中はアルコールも口にしないという。外食に行かない分、睡眠時間を多くできるので、疲れもとりやすいメリットがある。今回、連日のようにスタートが早かったものの、ベストに近いコンディションで試合に臨むことができた。