毎週、ゴルフツアー会場で選手たちを撮影し続けるプロカメラマン。インサイドロープでプロゴルファーの凄みや熱気を感じ、ときおり会話のやりとりを見聞きするなど、“試合中の選手たちに最も近いメディア”であるツアーカメラマンが見た印象的な景色を紹介する。【北海道meijiカップ編】

北海道に大、大、大ギャラリーが集結！【フォトギャラリー】

日本勢として42年ぶりに海外女子メジャーを制した渋野日向子の凱旋試合となった今大会。多くの報道陣、そしてたくさんのギャラリーが詰めかけるなか、強行日程で疲労困憊（こんぱい）のなかでも笑顔を見せてくれた渋野。福田文平カメラマンも「凱旋試合で相当、疲労があったにも関わらず、3日間ファンだけでなく我々カメラマンも魅了してくれました」とスマイル・シンデレラに癒やされた一人だ。

そんな福田カメラマンが一枚ピックアップしたのがこの写真。最終日の17番のティショットだ。

「大ギャラリーが見守るなかベタピンにつけたこのショットに、後ろの看板に写っている嵐の相葉雅紀さんも思わず“お！”と言っているようでした。このホール、そして最終18番でバーディを奪って、オーバーパーなしの記録を継続。さすがとしかいいようがありません」（福田カメラマン）

歴史を塗り替えた20歳にはどうしても期待してしまう。「渋野さんの全英制覇は、まさに“常識が変わった！”瞬間でした。これからも日本のゴルフ界、いや世界のゴルフ界を変えるような活躍を期待しています！」。福田カメラマンだけでなく、日本のゴルフカメラマン全員がきっと同じ気持ちだ。